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宮 侑
宮 侑
北 信介
北 信介
宮 侑
10月上旬
冬、とまでは言えない 。
どこか複雑で
言葉で言えない
ちょっぴり甘い
秋のものがたり 。
華咲 愛
宮 侑
宮 侑
侑のいらない一言で
華咲 愛
また喧嘩が始まる
宮 治
宮 治
華咲 愛
宮 侑
それを日常茶飯事のように 見ているオサムは
宮 治
呆れたような顔でため息をひとつ。
これが私達のいつも 。
だったはずなのに
宮 侑
華咲 愛
宮 侑
女の子
女の子
教室と廊下の境目で
侑がヘラヘラと手を振っている
華咲 愛
宮 侑
華咲 愛
宮 侑
華咲 愛
華咲 愛
華咲 愛
クラスの子の目線に
少しビビりながらも
侑に教科書を貸す
宮 侑
華咲 愛
ほんま
あの笑顔がずるいんよなぁ
人気の少ない校舎裏で
お弁当の包み袋を緩める
華咲 愛
些細なことだけど
少し気分が良くなっていた
宮 治
華咲 愛
宮 治
こっちが聞きたいわ!
と言わんばかりに
きょとん顔の治を見て
せっかくの一息つく時間が...と
気分が下がる
華咲 愛
宮 治
そっちが聞いたくせに
テキトーに返事をするオサムに
少し苛立ちを覚えた時
宮 治
華咲 愛
上手くいった卵焼きを
一口で食べられた
華咲 愛
宮 治
宮 治
はぁ...と顔をそむけ
背中を向けた
宮 治
華咲 愛
宮 治
キレてる私とは反対に
クスッと笑う治
私にはなんで笑ってるのか 理解できなかった
華咲 愛
宮 治
華咲 愛
宮 治
呆れながら治の方を見た時
唇に柔らかい感触を覚えた
宮 治
華咲 愛
華咲 愛
宮 治
宮 治
華咲 愛
華咲 愛
宮 治
華咲 愛
図星な顔をしている治
華咲 愛
華咲 愛
華咲 愛
大きな手を私の左頬に当て
もう一度さっきより深い
甘い口付けを交わす
宮 治
宮 治
華咲 愛
宮 治
華咲 愛
華咲 愛
宮 治
私が背中を向けたのは
治をからかいたかったからでも
人気のないところで ご飯を食べたかったからでもない
ただ
赤い顔を治に見られたら
恥ずかしすぎて
多分 、死んじゃうから
治がかっこよく見えたとかではなくて
私の命のために !
ね
まだ死にたくないから !!