キミをアイシテル

前まではただの会社員だった 。

少し歌を投稿し始めたときないこってやつから 誘いがあった

面白そうだという軽い気持ちで許可して しまったことに後悔している

思っていたよりも会社員と歌い手の両立は 大変で

会議もライブも俺の予定に合わせてくれている

でも

どうしてもミスを起こしてしまう

提出期限を間違えたり

会議に遅刻したり

日に日にミスが増えているようにも思う

もちろんアンチはいるようで

そこまでメンタルは強い方ではないから

ミスを重ねるごとに

怒られて

アンチのコメントも見てしまい

もうそろそろメンバーにも飽きられるだろう

だんだんきつくなってきてしまって最近 薬を飲みはじめて

楽にはなっているが世界がぐにゃぐにゃ しているように見えて

そうやって自身を落ち着かせるために 瓶を手に取り

口に入る分だけ薬を入れて飲み込んだ

遅刻してしまう

そう思いダッシュで家を出た

怒ってないようで少し安心した

桃 、青 、黒 机 赤 、白 、水

やばい

薬の効果が切れてしまう

何も頭に入ってこない

どうするべきか

頭痛が激しくなり始めた

あにきの手はすき

あったかくてやさしい

立とうとした瞬間

ふらついてしまった

柱があったおかげで助かった

鞄から瓶を取り出しいつもどおりに飲む

あれ

なんで泣いてんだろ

なにが言いたいんだろう

なんて嘘

この場を和ませようとするための嘘

そう思ってカメラもまわしてた

そうしたらドッキリって信じるでしょ ？

頬に痛みを感じる

ああ

叩かれたんだと理解した

皆びっくりしてる

思ったよりも痛い

力あるんだ

そうだったね

メンバーである前に恋人だもんね

あったかい

彼の匂い 、温もり 、

そして

だいすきな声

暴力もないこの愛情表現

君に狂って欲しくて

カメラを回したのも自分の泣き顔をないこに 見せるため

薬も泣いたのも全部

君のためなんだよ

ほかのメンバーは驚いている

それはそうだろう

恋人とは伝えていたけどね

でもこのまま彼に束縛されたくて

この痣も跡も心の傷も全て

ないこからの愛

それが嬉しくて

ほかのメンバーとイチャイチャするんだ

まろの全てがないこのモノだもん

ないこは

メンタルが強くない

すぐに病んじゃってまろに暴力

いや、愛をくれるんだ

単純なキミをアイシテル

そういって彼は口付けをしてくれる

君を

キミを誰よりもアイシテルのは

俺だけなんだよ