ドラゴンボール✖️エヴァンゲリオン

病室

アラエル撃破から数日後

窓から差し込む夕陽が

アスカの横顔を照らしていた

アスカは小さく眉をひそめる

悟空は頭をかきながら笑う

だが悟空の目は心配を隠せていない

病室の廊下の外

ミサトとリツコが話していた

背後に影

ゲンドウが無言で二人の会話を聞き流し

静かに去っていった

病院の外でどこか遠くで雷鳴のような轟きが響く

次の使徒の予兆

NERV本部・司令室

モニターには

青い上空にに光の輪が浮かんでいる

遠くからでもはっきりとわかるほど

規則正しい螺旋を描きながら回転していた

モニターに映る使徒が一瞬輝く

格納庫

零号機のコクピットに乗り込むレイ

そして初号機に搭乗するシンジ

日向は少し呆れているが

安心感を感じた

発進ゲート前

初号機のシンジも並んで出撃準備をしている

悟空はシンジの肩を優しく叩く

外界

紺碧の雲を切り裂くように

悟空は空を見上げ、口元を引き締める

アルミサエル、出現

光の螺旋が悟空と零号機を囲むようにうねる

シンジはアサルトライフルでアルミサエルに攻撃するが効果無し

そして、耳ではなく直接脳内に直接響く声

光は螺旋を解き

無数の糸になり悟空と零号機へ

初号機はプログレッシブナイフでアルミサエルを弾く

戦闘開始

アルミサエルが形を変えて

無数の糸状になり零号機の右手に絡みつく

悟空は零号機とアルミサエルの間に入り

その瞬間、赤い烈火の如きオーラが吹き荒れ

赤く燃える気が衝撃波となって広がり、

螺旋の一部を弾き飛ばす

超サイヤ人ゴッド、降臨

悟空は連続で拳と蹴りを繰り出す

空中で爆ぜるような衝撃が走るが

アルミサエルは分裂し、零号機の背後から再び接触を試みる

悟空は気を一点に集中させ、

零号機の表面に薄い赤い膜のような【気のバリア】を付与する

零号機の計器にも

異常なエネルギー反応が検出される

悟空はアルミサエルを気で引き寄せて

侵食の光が悟空に

その瞬間、赤いオーラの中に白い光が絡みつき、

悟空の体へ侵入を開始する…

背景には荒廃した荒野に赤い空

悟空の前に巨大な光の螺旋がゆっくりと形を変える