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……

ここはどこだ?

他3人は?

流霞

うっ…

私は顔を上げ、辺りを見回した

流霞

…誰も、いない?

動こうとしたけど、体が動かない

先程の疲れのせいか?

いや、違う 手のあたりがひんやりする

そういうことか 少ししか目に入らないけど分かる きっと柱の後ろに私の手を回し、拘束 脚は後ろに回されてはないものの、拘束されている

流霞

誰かいるんだろ?

返事はない

流霞

私を閉じ込めてどうするつもり?

部屋に私の声が響き渡るだけ

貴博

っ、ここは…?

貴博

あ、智宏!

貴博

起きて、流霞と悠也がいない

俺は智宏をゆすり起こした 幸い、縛られたりしてはなかった

智宏

んっ、ここどこ?

貴博

わからない

貴博

でも、道は続いてそう

そういって指差した場所は少し光っていた

智宏

もしかしたらそこに流霞がいるかも

貴博

行ってみようか

流霞

クソッ…

頑張っても解けない 誰かが来てくれると良いんだけど

ハアっ、ハアっ

誰かの息遣いが聞こえた

流霞

誰?

貴博

あっ!

智宏

いた!!

流霞

2人とも…

貴博

え、どうした?

流霞

ん…?

流霞

目のあたりの傷?

智宏

違う、至るとこに痣とか掠り傷的なのがあるけど…

流霞

えっ?

自覚してない傷… きっと気を失った後、蹴ったり殴られたりしたんだろうな

痛かったろうに…

貴博

大丈夫、今助けるから

流霞

ありがとうございます

そう2人が私にさらに近づいた時…

悠也

おい

貴博

あ、悠也いたんだ

智宏

大丈夫だった?

そんな2人の声を無視して私の方へ近づいてくる

貴博

…?

智宏

??

2人はただ眺めているだけだった

悠也からでてくるただならぬ雰囲気が 体を硬直させた

流霞

何?

私は息を呑んだ

悠也がしゃがんだと思った瞬間、

グサッ

何かが私の脚に刺さった

流霞

った…

貴博

お、おいお前…

智宏

何をしてるのかわかってんのか?

私はただ流れ出る血を見つめるしかできなかった

2人が私のところへ来ようとしてる

でも、誰かに捕まったようだ

流霞

ねぇ、あんた何するつもり?

悠也

……

流霞

なんか言いなよ

悠也

っせぇな

悠也が振りかぶった 私は思わず目を瞑る

グサッ

次は左腕

流霞

っ、あぁっ…

脚より痛い

貴博

おい、流霞

2人はどうすることも出来ないようだ

ニヤァ

悠也が嗤った

悠也

痛い、痛いでしょ?

流霞

何が面白い?

悠也

強がる君も
それを助けようとする馬鹿な奴も

流霞

お前、Stompの人間だろ?

悠也

っ…

流霞

図星だな?

悠也

ああ、そうだよ

悠也

よく気づいたね

流霞

まあね、

悠也

じゃあ、バイバイ

流霞

っあ、

悠也が強く私の首を絞める

声が出せない

ガラス越しに眺める君へ

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