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はろ〜えぶりわん

10話目!

おそらくこれで最終回になります

それでは

ユメのオハナシヘれっつご〜

俺は

いつからか自分に自分で重荷をつけていた

苦しいのに

悲しいのに

その重荷は俺の背後から離れない

なぜだろう

俺が俺につけてる重荷

なのに

俺から降ろすことはできない

いや…

降ろしたくないんだろう

きっと

もう

俺から大切な物が一つでも溢れないように

足掻いてるんだろう

もう

随分と前の事だ

俺の家はお世辞にも楽とは言い切れない家だった

それでも

母と

俺で

楽しく過ごしていた

ないこ

母さんー近くにゴブリンが出たんだってー

ないこ

おじちゃんが言ってたー

ないこママ

あ。そうなの?

ないこ

うんだから討伐してくるー

俺は昔から周りより少し恵まれた体を持っていた

木を丸々4本はかつげるし

足も隣町の店まで1分で着く

魔法も扱えて

封印や呪いも操れる

空だって飛べるし

俺にはその頃

この恵まれた体を使ってみんなを助ける

なんて呑気に夢見てた

ないこ

行ってきまーす

母はとても優しく

俺の師匠だった

ないこ

うりゃー

ないこママ

おぉ!

ないこママ

上手になったわね

ないこママ

前よりどんどん強くなってるわ

ないこ

えへへー

こんな幸せがずっと続くと思ってた

でも

魔物

ぐおぉぉぉ

住人

キャー

住人

逃げろ!逃げるんだ!

いきなり俺の住んでいた村に魔王軍が攻めてきた

訳がわからなかった

ないこママ

スー

ないこママ

ビュンッビュンッ

魔物

ぐおぉぉ

ないこママ

ふっ

母は一人で戦っていた

ないこ

母さん…ッッ

ないこママ

ないこ!

ないこママ

みんなを安全な場所に避難させて!

ないこママ

そしてそこで私が帰るまでじっとしてて!

ないこ

!?

ないこ

でもッ…母さんがっ…

ないこママ

私は大丈夫だから!

ないこママ

お願い!

ないこママ

ないこは強い子でしょ?

ないこママ

ママのお願い聞いて?

魔物

グオぉぉ!

ないこママ

ないこママ

シュバッ

ないこ

!母さっ…

ないこママ

行って!

俺は凄く凄く悩んだ

逃げたかった

怖かった

でも

母さんがいなくなってしまうんじゃないかって不安だった

でも俺は

ないこ

ッ…

母さんの指示に従うことが一番だと思い

そのまま避難した

ないこ

シュバッ

ないこ

みんなー!

ないこ

こっち!

ないこ

ついてきて!

ないこ

動けない人は俺が運ぶから!

ないこ

はぁはぁ

ないこ

ここまで来れば

住人

ありがとー

住人

ありがとうねぇ

ないこ

いえいえ

ないこ

俺は母さんの指示に従っただけで…

ないこ

ないこ

母さん!

ここでも判断を戸惑った

今すぐにでも俺は母さんの所に合流したかった

いいや違う

母さんの無事を確認したかった

でも…

万が一母さんが死んでたら?

そんなん俺には勝てっこない

ないこ

そんな風に

悩んでいたら

ドカーン

ないこ

!?

魔物

!?

あっちで大きな爆発が起きた

怖かった

でも

居ても立っても居られなくて

ないこ

ッ…

ないこ

シュバッ

住人

お待ち!

住人

行ったら…あんた…死んでもうかもしれんで?

わかってた

ないこ

わかってる

ないこ

でも

ないこ

行かなきゃ!

この判断は正しかった

ないこ

シュバッ

ないこ

…!?

着いたそこには

沢山の魔物の屍

燃え盛り今はもう原型がわからない家屋

そして

魔王

ふっははは

癪に触る笑い方をする魔王と

ないこママ

ッ…はぁはぁ

ボロボロになった母がいた

ないこ

母さん!

ないこママ

ない…こ?

ないこママ

ダメって…言ったじゃない…

ないこママ

逃げなさい…

ないこ

やだ

魔王

無様だなぁ

魔王

母親なんて見捨てて逃げれば命は助けてやったのに…

魔王

ノコノコ母親のために命を捧げに来たとは

魔王

さぁ…

魔王

お前に地獄を見してやろう

魔王

スッ

ないこ

やめろッ

魔王

シュバババババ

そして母の腹には風穴が大きく開いた

ないこ

あ…ぁ…

魔王

はーっはっはっは

魔王

滑稽滑稽

ないこママ

ないこ。

ないこママ

逃げて…

ないこ

やだっポロッ

ないこママ

(もうここまでよね…

ないこママ

最後に…

ないこママ

ないこ

ないこママ

どうしても自分のこれからを台無しにしても

ないこママ

いいなら

ないこママ

禁忌

ないこママ

教えてあげる

ないこママ

けど…

ないこママ

今のあなたには荷が重すぎる

ないこ

いいからっ教えてっポロッ

ないこママ

自分の…頭の上の…輪…

ないこママ

それに…

ないこママ

思いを込めて…

ないこママ

ご覧

ないこ

わかったよ…

ないこ

安らかに…

この時の俺は

悲しみ

苦しみ

絶望

怒り

妬み

恨み

怨念

混乱

色々混ざり

変に冷静だった

ただ

目の前の

1番の倒すべき相手に集中するため

他のことは考えなかった

だから…

涙も止まった

ないこ(マジギレモード

輪に触れ。

思いを込めたら

自分の周りに桃色の…まるで自分の髪の色を彷彿とさせる

炎が俺を取り巻いた

俺はその瞬間

真っ白な世界にいた

ないこ

ないこ

ここは…

ないこ

ないこ

あいつは?

ないこ

いない…

ないこ

テクテク

ないこママ

ないこ

ないこ

母さん!

ないこママ

!?

ないこママ

あなた!禁忌を使ったの!?

ないこ

ビクッうん…

ないこママ

そう…

ないこママ

ないこ

ないこママ

あなたはまだダメ

ないこママ

だから

ないこママ

私と反対方向に行きなさい

ないこ

え…でも…

ないこママ

行きなさい

ないこ

はい

ないこ

テクテク

そして

目が覚めると

目の前には

魔王が死んでいて

俺は

いつの間にか

魔王を

倒していた

ないこ

!?

全然倒している最中のことは覚えていない

押し寄せてくるのは

後悔だけだった

ないこ

(あの時一緒に戦っていれば

ないこ

(あの時すぐに母さんの所に行ってれば…

ないこ

あの時すぐ母さんの近くに行き庇ってれば

そんなことばっかり

ないこ

ポロッ

ないこ

う…ぅ…うぁ…

ないこ

わ…ぁ…

ないこ

わあああぁぁぁぁぁっポロッポロッポロッヒック

ないこ

母さっ…ポロッ

ないこ

ああああ…ポロッ

泣き崩れた

ずっとずっと泣いた

身体中の痛みも

息のしづらさも

全て忘れるぐらい泣いた

ないこ

ああああポロッポロッヒックポロッ

ないこ

母さんポロッポロッポロッヒックポロッ

ないこ

やだよおおぉぉポロッヒックポロッ

そして

泣き疲れ

もう

光が見えなくなったとき

LAN

らんらんに出会った

ないこ

あ…

とても月が綺麗な日だった

母の死を弔うような

俺を惨めにするような

俺の死を止めるような

魔王討伐を祝福するような

まだ希望はある…そう言っているような

そんな

美しく、眩しく、嫌らしく、嫉ましい

そしてその人

俺は決めた

もう

こんな思いをする人が出ないように

俺の幸せを誰にも奪わせないように

強くなると

そこからはずっと自分の中に不の感情が蓄積され続けた

苦しい

投げ出したい

そんな事ばっかりだった

でも

俺がやらなきゃ

俺が強くなきゃ

俺が…

でも

違ったみたい

りうら

ないくん!

ほとけ

ないちゃん!

初兎

ないちゃん?

いふ

ないこたん

悠佑

ないこ

アノマ・派亥華・宮殿

(ないこ様

神我慰衣・シャンロネル・寿院

(ないこ…様…

LAN

ないこくん

暇なつ

ないこさん

こさめ

ないこくーん

いるま

ないこさん

みこと

ないこさん

すち

ないこさん

ないこ

ふふっ

俺の周りには

元気で

うるさくて

生意気で

馬鹿ばっかだけど

優しくて

強くて

頼れる

そんな奴ばっかりだ

だから俺は…

いふ

ないこ

いふ

あんまり無理すんなよ

ないこ

…うん!

みんなを信じて

一回

俺を許して

重荷を降ろしてみようと思う

ないこ

ポロッ

ないこ

ありがと

ないこ以外

うん!

らん以外

うん!

LAN

LAN

にこっ

アノマ・派亥華・宮殿

(はい

神我慰衣・シャンロネル・寿院

(はい

ないこママ

ふふっ

ないこママ

よかった…

ないこ

ないこ

ないこママ

がんばって

ないこ

~~~~

ないこ

ポロッポロッポロッポロッ

りうら

だだだ大丈夫?

ほとけ

どどどどうしたのっ!?

初兎

うわぁややややばいって

いふ

なくなよー

悠佑

あーはいはい

悠佑

泣かない泣かない

LAN

(大丈夫ですか?

神我慰衣・シャンロネル・寿院

(あ〜っすぐ泣くー

LAN

どうしたん!

暇なつ

ややややばい

こさめ

うわーどうしよー

いるま

(硬直

みこと

ぅわぁ!どうしよう

すち

すぴー

みこと

ってすちくん!寝ないで!

ここまで

いい感じにまとまったかな?

書いてて心が苦しかった…

このストーリーはこれで終わりだけど

見てくれてありがとうございました!

沢山応援してくれて嬉しかったです

コメント

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ではまた次の小説で

ぐっばい

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

ガチ泣きしてる〜ッッッ!!!! というかよくこんなに難しい話しかけるね!!うちもう頭が( ᐛ )になりそうですッッッ!!!!

ユーザー

こんな作品を見てくれてありがとうございました!

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