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<犯罪者>

その言葉を指して

何を思うだろう

何を感じるであろう

人の心のない極悪人

平和な生活に終止符を打つ化け物

哀れな人

可哀想な人

税金泥棒

その人、1人がいないだけで

何人もの人の命が助かったかもしれない

例え罪を償おうと

亡くなった人が蘇ること

傷ついた遺族の心が戻る訳では無い

昔、道徳の時間に

<罪>の重さを考える事があった

優しかった大好きな担任の先生

そんな先生には似合わない声色で

始まった授業

議題は【殺人についてどう思う】かというもの。

【最低】

【ありえない】

【怖い】

【会いたくない】

次々と否定的な文字が

黒板に書かれていく

普段は授業に参加しない

ヤンチャな男の子

いつも息を潜めている

大人しい女の子

毎日の様に遊んでいた

大好きだった友達

初めは特に気にしていなかったが

段々とエスカレートしていく

怖かった

優しかった皆が

変わってしまう気がして

<普通>の生活が崩れてしまう気がして

俺は気分が悪くなって

俺を心配する友達の声

叫ぶ先生の声を無視して

教室を飛び出した

───これは小学3年生の夏のこと。

だけど

学年が上がるにつれて

何も思わなくなった

中2でもう一度

例の教材を扱った

小学生の頃とは比べ物にならない

鋭い言葉の刃

【人権なんてないでしょw】

【死んでほしーいw】

その人たちは別に被害者に同情しているのではない

自分より弱い立場になった人を見下しているだけ

いじめでは無い

そんな事になったのは自業自得

そんな言い訳が偽善者を増やす

そんな事分かっていた

だけどその時は思春期

いい事のない人生にイラついていた俺は

同意を友達に求められると

<当たり前だろ>と冷酷な表情で嘲笑った

嗚呼‪...またか

現在の自分の首を絞める

何度も何度もみる過去の夢

驚く程に冷たい床

真っ暗な空間

叫び暴れる女と

それを取り押さえる数人がかりの男の姿

俺は

人をコロしタ

事件の真相は

暗く冷たい闇の中

人を殺めた彼の生きよう

画面の向こうの貴方も

ご覧になりませんか?

時代を超えた仲間の友情

大切な人の為となれば何を犠牲にしようと後悔はない

様々な心情がぶつかり合う1作

《罪》

3月××日公開

𝖈𝖔𝖒𝖎𝖓𝖌 𝖘𝖔𝖔𝖓

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