零桜

そんなのおかしい。 だってー

…生きるか、死ぬか、。

本当に生きるか死ぬか、なんだ。 …俺は、とんでもない事をしでかしたらしい。

そう言いかけた時に、現実に引き戻される感覚が身体を巡る。

抵抗も意味を為さず、その一言を最後に俺の視界は真っ白に埋め尽くされた。

目が覚めてすぐに愚痴をこぼす。

とりあえずと時計を見ると 針は遅刻を教えていて

急いで準備して小走りに家を出た。

バァンッと ドアがどデカい音を響かせる。

遅刻寸前、危ない危ない。

…こさめの方の夢でもなんかあった可能性が高いな…。

あれなんかデジャヴ…？？

心当たりがありすぎて真顔になりそう。

心配だなぁ……

…じゃあ、なんでいないんだろう。

終わりを知らない不安が渦巻いていた時、 すちのポケットからピコンッと通知の音がする。

とりあえずは安心していいだろう。 あの2人なら信用できる。

こさめは、あの2人に何を話しにいったのだろう。 夢の相談？それとも俺の相談だろうか。

そもそも相談だと決めつけるのは早計か、…

「らんくんが記憶に干渉して引き起こした事な以上、向こうのらんくんにもなにかがあるはず。」

…ずっと、響き続けている言葉。

小声で呟いた。

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結局、こさめは丸一日学校に来なかった。

細かくすちが連絡をくれていたから こさめが大丈夫な事は知ってるけど。

なんだか、変な気分だ。