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私は人と関わるのがあまり 得意ではなかった
でも、『先生』に出逢えて 私の世界は変わった
初めて会った日
愛来
石田先生
とても明るくて素敵な笑顔に心奪われた
今まで出会ってきた先生達とは違う 何か不思議なオーラが先生にはあった
話をしていく度に楽しくて
会う度に元気が出て
嫌いだった国語も先生のおかげで 好きになれた
私はいつしか憧れをいだいていた
愛来
私は頭も良くないが先生に対する 『憧れ』の気持ちで頑張れるんじゃないかと思い勢いで言ってしまった
石田先生
でも本当は
先生が好き
将来先生に逢いたい
そんな気持ちからだった
今まで『憧れ』が『好き』という名の 身代わりだと気付かないふりをしていた
でも、認めてしまったらいけない
だって 先生と生徒なんだもん
先生と出会ってから1年
先生は違う学校に 行ってしまうことになった
私は最後に自分の思いを伝えようと思った
愛来
先生は笑っていた
何も返事をせずに
いつもの先生の笑顔のはずなのに
泣いてしまうぐらい辛かった
あれから3年
先生は結婚した
私はちゃんと心からおめでとう って言おうって決めていた
愛来
石田先生
先生が言った一言が私の心に 冷たくこだまする
ごめんね
なんて聞きたくなかった
先生のいつもの思わせ振りな行動が どこか懐かしく苦しかった
私はどうしたらいいのか分からなかった
そのまま時は過ぎていった
大好きだった先生
私を明るくて楽しい素敵な世界へ 連れて行ってくれてありがとう
もう会うことは出来ないけど 今までの最高の思い出は絶対に忘れません
先生! 幸せになってください