転生パロ 前世の死因捏造 中学校〜高校生くらいに年齢操作 なんでもありな人向け
それでもいい方はどうぞ
信号機が青になる
留三郎
伊作、青信号だ
早く来いよ
早く来いよ
伊作
あっ、うん、今行く
ごめん留三郎ぼーっとして
ごめん留三郎ぼーっとして
前を向いて歩こうとした瞬間 猛スピードできた車に 留三郎がはねられる
伊作
た……
驚いて名前を呼びながら 留三郎に近づくと 頭から出血をしていた
伊作
とめ、留三郎!!しっかり!!
留三郎
……ッ
伊作
誰か救急車をお願いします!!
留三郎
……伊作…泣いてんのか…?
伊作
当たり前だろ!!目の前で友人が轢かれて泣かない人間がどこにいるんだい!
留三郎
笑え、伊作……
留三郎
笑えば不運が逃げて幸運がやってくる
伊作
え
その言葉に何かを思い出す
留三郎
笑えば不運が逃げて幸運がやってくる!
伊作
そうか、笑顔だね!
留三郎
そうだ笑顔だ!
留三郎
………もういい
留三郎
もういい伊作
伊作
ダメだよ!!
留三郎
…伊作聞け
伊作
死なせない、死なせたくない…
留三郎
伊作!!
伊作
…ッ!
留三郎
伊作……俺以外の
留三郎
助かる見込みのあるやつのこと
留三郎
助けてやってくれよ
伊作
留三郎も助かるから!!もう喋らないで!
留三郎
矢に毒が塗られてた
留三郎
この言葉だけで…わかるだろ伊作
伊作
僕はカサブタになるんだ
伊作
みんなを、安心させられる…
伊作
カサブタに……
そっと頬を撫でられる
留三郎
泣くなよ
相変わらずだな、伊作
相変わらずだな、伊作
留三郎
最後に俺を安心させるために笑ってくれよ
伊作
な、何言ってるんだ留三郎……
笑えるわけ
笑えるわけ
留三郎
お前が笑ってくれれば俺は安心する
留三郎
伊作はいっつも不運で、
落とし穴には必ず落ちるし
落とし穴には必ず落ちるし
留三郎
薬草を沢山とっても
帰る頃にはなくなってるし
帰る頃にはなくなってるし
留三郎
外に出れば雨がふる
伊作
ちょ、何もそこまで言わなくても…
留三郎
そんな不運の中でも笑ってる
伊作をみると安心する
伊作をみると安心する
留三郎
それに、
笑えば不運が逃げて幸運がやってくる
笑えば不運が逃げて幸運がやってくる
伊作
…それ、もうすっかり
口癖みたいになっちゃったね
口癖みたいになっちゃったね
留三郎
誰のせいだと
伊作は微笑み 頬に触れていた留三郎の手に自分の手を添える
留三郎
…俺の分まで長生きしろよ
留三郎
い……さく
最後にそういうと頬に触れていた手は 重力に従うように落ちてしまった
伊作
……最期を看取れてよかった
伊作
さようなら留三郎
伊作
……もう嫌だよ
留三郎
は……?
伊作
もう、もう二度と死なせない
伊作
保健委員として、善法寺伊作として
もう二度と同輩が死ぬところを
見るなんて御免だよ
もう二度と同輩が死ぬところを
見るなんて御免だよ
伊作
僕はカサブタになるんだ
留三郎
伊作……?
タオルを破り 出血の酷いところにあて 残りのタオルを固定するように頭に巻く
留三郎
……おま…え
伊作
黙ってて!
留三郎
……
伊作
骨も折れてるから応急処置するね
留三郎
ぉぅ…
落ちていた太い枝を腕にあわせ 外したネクタイで巻く
伊作
よし
留三郎
なんで…こんな
伊作
なんでって
だって僕は保健委員だからね!
だって僕は保健委員だからね!
救急車が到着し、病院にいく
頭を打ったため 数日間入院することになった
伊作
留三郎!
伊作
お見舞いに来たよ!
留三郎
…どうしたその怪我
伊作
あはは…ちょっとそこで
留三郎
伊作がその調子じゃ、
俺も早く退院しなきゃな
俺も早く退院しなきゃな
伊作
留三郎
留三郎
なんだ?伊作?
伊作
本当に無事でよかった
留三郎
俺が車程度に負けるかよ
留三郎
それより気になったんだけどよ
伊作
なんだい?留三郎
留三郎
記憶…思い出したのか?
伊作
…どういう意味かな?
留三郎
わからないならそれでもいい
伊作
不運が逃げて幸運がやってくる
伊作
今世でもすっかり
口癖になってしまったみたいだね
口癖になってしまったみたいだね
留三郎
……!伊作!
伊作
友人が大変な時に、治療の仕方さえ
思い出せないような
薄情な人間はいないさ
思い出せないような
薄情な人間はいないさ
伊作
もう無茶しないでね
伊作
今世は忍びじゃないんだから
留三郎
わかってる、だが伊作の不運には
また巻き込まれそうだな
また巻き込まれそうだな
伊作
ごめんよ、留三郎
留三郎
気にするな伊作、同室じゃないか






