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体に染みる、 ししょーにかんしゃです!!
アーナンダ
母
アーナンダ
アーナンダ
母
母
母
母
アーナンダ
小さな街の小さな酒場
罵声で働く労働者達の
憩いの場だ。
そこは、ある母娘が
細々と営業している
リーリア・タラス
リーリア・タラス
…わけではなく
記憶を無くした聖女と
彼女を匿っている酒屋の看板娘
そんな2人が細々と
経営しているのだ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
主な経営はリーリアが
その手伝いをアーナンダが
これが彼女らの経営の仕方だ
リーリアがほぼ一人でやっているもので
「大変じゃないか」
という声も上がっているそうだが
彼女的には
大好きな聖女様を
こんな汚い酒屋で働かせたくないのだろう
一方その頃アーナンダは…
アーナンダ
アーナンダ
~本日のメニュー~ カプレーゼ
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
今日店に出す野菜の在庫を確認していた
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
籠(カゴ)を覗く
そこには沢山の野菜が入っていた
アーナンダ
アーナンダ
籠からお目当ての野菜を見つけたようだ
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
調味料が入っている棚に手を伸ばす
アーナンダ
背が足りないのか躓(つまず)きそうになってしまう
そこで彼女はなにかを思い付いたようで
台所の端から脚立(きゃたつ)を持ち出す
アーナンダ
カラッ という音と共にバジルが入った瓶が棚から落ちてくる
アーナンダ
彼女の運動能力は優(すぐ)れているようで
落ちて来た瓶を片手でキャッチした
アーナンダ
アーナンダ
不思議なことに、
瓶の中に入っているハーブ
__バジルは瑞々(みずみず)しいままだ
アーナンダ
アーナンダ
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
この時間帯はいつも慌ただしい
開店準備があるからだ
アーナンダが店の看板を"OPEN"
に変える
もうそろそろ人が来る頃だろう
カランコロン
店の戸を開ける音がする
リーリア・タラス
アーナンダ
客
アーナンダ
客
客
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
仕事終わりであろう常連の注文を聞き
料理と酒を用意する
今夜も出だしは好調(こうちょう)だ。
アーナンダ
リーリア・タラス
客
客
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
アーナンダ
客
リーリア・タラス
客
アーナンダ
アーナンダ
客
アーナンダ
アーナンダ
客
客
リーリア・タラス
リーリア・タラス
この時間帯が1番繁盛(はんじょう)している
忙しく走り回りながらも
常連の話などを聞き、楽しみながら接客に励(はげ)んでいるのだ
アーナンダ
客
アーナンダ
アーナンダ
カランコロン
今日だけでも10回以上聞いた音が鳴(な)り響(ひび)く
入って来た客は随分(ずいぶん)と礼儀正しいようで、
店の扉(とびら)を開けた時に「失礼します」なんて言葉を発した
リーリア・タラス
リーリア・タラス
"見たことのない顔をした客が来る"
それはこの酒場ではとても珍しいことだ
小さな町の小さな酒場なんて、
そんなものだろう?
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ様ですか?
彼のその言葉で賑(にぎ)わっていた店内が静かまりかえる
アーナンダ
アーナンダ
"アーナンダ様"
それはこの国の頂点と言っても過言ではない存在…
__聖女だ。
冒頭でも言ったと思うが、
この店は、
記憶をなくした聖女"アーナンダ"と
彼女を匿(かくま)っている酒屋の看板娘"リーリア"の
2人が経営しているのだ。
決して人違いなどではない
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリアが慌てて話題を変えようとする
これ以上深堀(ふかぼり)されると困るからだろう
おそらく国から雇(やと)われたであろう彼にだけは
アーナンダの存在を悟(さと)らせてはいけない
本当ならば引渡した方がいい彼女を隠し通すのは
リーリアの暗い部分が出てしまったからだろう
客
客
彼が酒を嗜(たしな)んでから数十分
意外にも輪の中に打ち解けていた
予想通り彼は国の騎士らしく
突然行方不明になった聖女様探しを任されていたらしい
その道中で道に迷った彼…
__ラルスは偶然(ぐうぜん)この町に辿(たど)りついたそう
客
客
ラルス・パレナ
客
ラルス・パレナ
客
客
客
ラルス・パレナ
ラルス・パレナ
客
ラルス・パレナ
客
客
ラルス・パレナ
客
客
常連リカルドさんに連れられて
ラルスは去っていく
代金についてはリカルドさんが払っていった
去り際に彼は
ラルス・パレナ
アーナンダ
ラルス・パレナ
そう言いながらリカルドさんに引っ張られていった
アーナンダ
ー店じまい後ー
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
アーナンダ
アーナンダの記憶にその言葉はないようで
「なにそれ」と言いたげな顔をしていた
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
アーナンダ
聖女…?
彼女の記憶が呼び覚まされそうになる
だが、彼女の体はまだ幼い
そんないきなり記憶を思い出すなんて
どれだけの負担(ふたん)だろう
アーナンダ
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
いきなりのこと過ぎたのか倒れてしまったようだ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリアがアーナンダを持ち上げる
アーナンダの体重はかなり軽いようで
彼女は早足で寝室に向かった
ー翌日ー
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
アーナンダ
アーナンダ
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
アーナンダ
アーナンダ
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
アーナンダ
アーナンダ
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
アーナンダ
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
リーリア・タラス
アーナンダ
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
聖女様大好きなリーリア
大好きな聖女様に上目遣いをされて反射的に肯定してしまうのだった…
修行
アーナンダ
リーリア・タラス
アーナンダ
修行
アーナンダ
リーリア・タラス
リーリア・タラス
修行
アーナンダ
アーナンダ
修行!
アーナンダ
リーリア・タラス
アーナンダ
リーリア・タラス
西暦××××年4月4日
神託交代
神殿主
神殿主
アーナンダです!
ワー!!!
アーナンダ
ーENDー