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友達の友達を好きになりました。

第3話 - 第3話　ハプニング多々、俺のせいなの？

2025年12月25日

#BL

#甘々

#ツンデレ

HIMEKA

飯島　怜

あ、綾……？

綾は俺を見てパッと笑顔を見せた

飯島　怜

なんでここにいんの？

クラスめいとA

え、なに？飯島くん、この子と知り合い？

飯島　怜

あ、うん。

クラスめいとA

いいな～。彼女だったりして？！

そいつの発言に回りがわいた

俺はその誤解に苛立ちを覚え、そいつに怒鳴ろうとした瞬間

村中　陽向

おい！！なに適当なこと言ってんだよ。

飯島　怜

む、村中。

村中　陽向

それ、根拠あんの？その女の子のことも、怜の気持ちも考えたのか？！

クラスめいとA

あ、え、いや……。

村中　陽向

頭使え。お前は怜の何でもねえだろ。

クラスめいとA

ご、ごめん…。

大勢が一気に静まりかえった

飯島　怜

村中。いいよ、そんなに熱くならないで。

近藤　蒼

そ、そうそう！みんなかえろーう！

村中　陽向

チッ。くたばれクズ！

飯島　怜

ちょ、ちょ、ちょ、いいよもう。分かったから。

飯島　怜

俺のために怒ってくれてありがとう。

村中はムスッとした顔から笑顔に切り替え俺を見た

村中　陽向

どういたしまして。

俺はそのとき、また心臓が痛くなった

飯島　怜

(村中といるといつも心臓が痛くなる。これは明日病院に行かないと…。)

飯島　怜

じゃあ俺、この子と行くね。

村中　陽向

おう。

近藤　蒼

お前もあんな風に大声出すんだな。

村中　陽向

そりゃ、あれは怒るよ。

近藤　蒼

俺がされてても？

村中　陽向

怒らないかも。

近藤　蒼

だろー？

岩崎　綾

怜、さん。ごめんなさい！！

飯島　怜

え？！

岩崎　綾

私がここに来たせいで、騒ぎになってしまって。お友達にも迷惑かけてしまって……。

飯島　怜

そんなそんな。気にしてないよ。でもビックリだな。俺の学校まで来てくれるなんて。

岩崎　綾

迷惑ですか？

飯島　怜

あのね、綾。自分を攻めたらだめだよ。

岩崎　綾

え…？

飯島　怜

綾のことが大切な親にも、お姉さんにも、お友達にも失礼だよ。悲しんでしまうよ。

岩崎　綾

怜さんは…

飯島　怜

ん？

岩崎　綾

怜さんは、私のこと大切ですか？

飯島　怜

何いってんの。

岩崎　綾

あ……。

飯島　怜

当たり前だよ。

岩崎　綾

ほんとですか？！よかったぁ。

飯島　怜

ていうか、話って何？

岩崎　綾

移動しましょう。

飯島　怜

久しぶりに綾の家来たなあ。

岩崎　綾

あの！はなしたいこと…。あって。

目を俺と合わせないように下を向きながら話し始めた

岩崎　綾

怜さんとは、中学一年生のときに部活の先輩後輩という形で出会いました。

飯島　怜

(急に改まってどうしたんだろう。)

岩崎　綾

二年前の冬ごろに付き合いました。

岩崎　綾

そして、今から一年以上前に別れました。

岩崎　綾

そして、二週間前、怜さんと再開しました。

岩崎　綾

今でも怜さんに合うとあのときと同じようにドキドキが残っています。

岩崎　綾

私は今も一年以上前も怜さんが好きです。

突然の告白に俺は戸惑った

俺は村中の顔が頭に思い浮かび、いつの間にか断っていた

飯島　怜

その気持ちには答えられない…。

岩崎　綾

……です…よね…。

飯島　怜

ごめん。俺帰るな。

飯島　怜

どうしてあのとき、村中の顔を頭に思い浮かべたのだろうか。

俺は何度も自分に問いかけたが答えは見つからなかった

村中　陽向

おはよ～、れ～い。

飯島　怜

おはよう。

俺の顔を見たそのとき、村中は目を大きく見開いて心配そうに言った

村中　陽向

クマ…すごいよ。

飯島　怜

昨日一睡もできなかったんだ。

村中　陽向

え、！大丈夫？何かあった？

飯島　怜

考え事だよ。

村中　陽向

もし何かあるんなら、俺の家来て話聞くけど…。

飯島　怜

今日は病院に行くよ。

村中　陽向

病院？！何？どういうこと？

飯島　怜

大したことないよ。

村中　陽向

(もしかしてこの前の修学旅行で言ってた心臓の…？！)

飯島　怜

(早く原因を知らないと…。)

俺は放課後、少し大きめの病院に行った

飯島　怜

(この心臓の痛みは何なのだろう…。)

看護師

飯島さん。飯島、怜さーん。こちらへどうぞ。

飯島　怜

は、はい…！

医者

えー、心臓の痛みですね。どのような痛みでしょうか。

飯島　怜

心臓をぎゅーっと締め付けられるような……。そのとき、心拍数が上がるんです…！

医者

なるほど…。では、それはいつからでしょうか。

飯島　怜

あいつに会ってちょっと立ってからだから……2ヶ月前くらいです。

医者

すみません、個人的に気になったのでお聞きしますが、あいつとは……誰のことでしょうか…？

飯島　怜

え…あー、クラスの友だちです。最近仲良くなって…。

医者

そうですか……。ちなみに、痛くなるのはどういう時か分かりますか？

飯島　怜

ん～、そういえば、その友だちと一緒にいるとき…とか…。特に、そいつが笑ったときとか……。たまたまだとは思うんですが。

医者

その痛みの原因、分かりましたよ。

飯島　怜

ほんとですか？！

医者

恋です。

飯島　怜

こい…？どんな病気でしょうか？

医者

人を好きになってしまう病です。まあ、病気ではないですが。

飯島　怜

ひ、人を好きに？！恋って、そういうこと？！

医者

はい。飯島さんは、その友だちに恋をしているのでしょう。恋の病ですね。

飯島　怜

う、うそ。それはないです！だってあいつがいっつもついてきたり、話してくると、うぜぇっておもいます！！

医者

それはきっと、好きじゃないと自分に言い聞かせるための薬ですよ。

飯島　怜

あいつを好きじゃなくなる本当の薬は？！

医者

本物の薬なんてものはないですよ。自分の気持ちに正直になることが大切ですよ。では。

飯島　怜

ま、待ってください！

医者

次の患者さんがお待ちですので。

飯島　怜

(俺が……村中を……好きに？)

飯島　怜

(朝……もう朝？！また寝れなかったよ……。)

飯島　怜

(学校行きたくない！顔あわせられねえ！)

村中　陽向

おはよ！

飯島　怜

(来てしまった…。)

村中　陽向

怜？大丈夫？またクマひどくなってる！！

俺は一日中村中を避けた

心の中では村中が傷ついていることなんて分かっていた

村中　陽向

(怜のクマがひどくなったのはきっと…心臓病のせいだ！夜遅くまで1人で悩んでいたのだろう…。)

村中　陽向

(昨日病院に行って余命宣告されたんだ！それでこんなに今日、俺の声が聞こえないくらい悩んでいるんだ！)

村中　陽向

(いや待てよ、俺以外の人とは普通に話している……。俺になにか関係があるのか？！)

村中　陽向

(もしかして、俺の愛が重すぎてそれを打ち明けたら俺が暴れると思っているのか？！)

近藤　蒼

なあ、最近の怜、おかしくねえ？

村中　陽向

蒼もそう思うよな！

近藤　蒼

俺と話しているとき、キョロキョロしているんだ。

村中　陽向

それはきっと、俺に見つからないようにしているんだ。

近藤　蒼

しかも、陽向の話をしたら叫ぶんだぞ！？

村中　陽向

え？！

近藤　蒼

お前、何かしたのか？

村中　陽向

そんなはずない！それはきっと、俺を恐れているんだ……！

近藤　蒼

さっきからなに言ってる？

村中　陽向

ていうか、蒼は怜からなにも聞いてないのかよ。

近藤　蒼

…？何のことだ？

村中　陽向

言っていないのか…？これから言うのか？

近藤　蒼

お前、もしや……お前もおかしくなっちまったのか？！

村中　陽向

あーもう！しっかり言わないと最後になってしまうかもしれない！

近藤　蒼

何を言っている？？

村中　陽向

俺、怜をこらしめる！

近藤　蒼

はあ？バカから大バカになっちまった？？

俺は落ち着きたくて、怜が来なさそうなところへ来た

飯島　怜

俺が…村中を？いやいやw

飯島　怜

バカバカしい。そんなわけないだろ。w

飯島　怜

あのドキドキは恋…？

飯島　怜

ないないない。ww

村中　陽向

怜。

背後から村中の声がし、後ろを振り返った

飯島　怜

む、村中！

村中　陽向

ちゃんといえよ。

飯島　怜

来るな。

村中　陽向

俺に言うことあるだろ？

飯島　怜

(ばれている？)

村中　陽向

何で俺には言わない…？そんなに苦しいのか？

飯島　怜

ああ、痛くて痛くてしょうがねえよ…。

村中　陽向

俺に相談しろよ。

飯島　怜

できるわけないだろ…。この痛みは…そう簡単に打ち明けることなんてできない！

村中　陽向

怜。俺はそばに居てやりたいと思っている。

飯島　怜

え…？

村中　陽向

ほら、言えよ。

飯島　怜

好きなんだ！！

村中　陽向

そうだ。余命があと少しなんだろ。言ってくれてありが………え？

村中　陽向

今…なんて？

飯島　怜

何回言わせるんだよ。好きなんだよ…！

飯島　怜

ていうか、そっちこそ余命ってなんだよ。

村中　陽向

え？心臓病で、余命宣告されて、俺には言えなくて苦しんでたんじゃ？

飯島　怜

心臓病？余命？そんなのどこの情報だ？

村中　陽向

怜…。じゃあまだ会えるのか？！れ～い～！！俺も好きだぁー！！

飯島　怜

え？あ、ええ？！

そんなこんなで俺たちは付き合うことになった

近藤　蒼

いただきまーす！

近藤　蒼

あ、で話って？

飯島　怜

俺らさ…ええと…その

村中　陽向

付き合うことになったんだ。

近藤　蒼

ええええ？！

今まであったことを蒼に全て話した

近藤　蒼

俺の居ないところでそんなことが……。てか、陽向妄想激しすぎ。w

飯島　怜

ほんとだよ。急に寿命がどうとか言うからビックリしたよ。

村中　陽向

今日はちゃんと寝てよ。俺のこと思い出して寝れなくなんないでよ？

飯島　怜

はあ～？なるかバァーカ！

近藤　蒼

うわ、俺ここ居ちゃだめだったかな～？

飯島　怜

ちょ、蒼ー！！！

村中　陽向

ねえ…俺のこと陽向って呼んでよ。

飯島　怜

無理だよ！

村中　陽向

何でよ？付き合ってるんだよ？俺たち。

飯島　怜

まだだっつーの！

俺は村中のおでこにビンタした

村中　陽向

いてーよぉ。

そして、長い長い一学期が終わり、夏休みに入った

俺たちはお祭りに来ている

飯島　怜

村中！

村中　陽向

お待たせ！行こ！

飯島　怜

おう。

近藤　蒼

俺忘れんな！

飯島　怜

(そうか、こいつついてきたんだ。)

村中　陽向

邪魔だって言っただろ！

近藤　蒼

俺も怜とお祭り行きたいんだもん

蒼は俺の手をつないで村中に見せつけた

村中　陽向

おい！

村中は怒った顔で蒼を押した

村中　陽向

やめろ！さわんじゃねえ。

近藤　蒼

もー、そんなに怒んないでよ。

村中　陽向

俺もうこいつ嫌～！！

飯島　怜

ま、まあまあ。w

飯島　怜

(って…怒ってる割にはめちゃくちゃ楽しんでるけど。)

村中　陽向

おい怜！わたあめ、あーん。

飯島　怜

やめろよ！自分で食べます～！

村中　陽向

あれ、蒼は？

飯島　怜

なんか友だち見つけてどっか行った。

村中　陽向

じゃあ二人きりかぁ～。

飯島　怜

な！バカ！焼きそば取りに行くぞ！

村中　陽向

かわい～。

村中はスマホを取り出して俺を撮った

飯島　怜

わ、何すんだよ！

村中　陽向

宝物だ。

飯島　怜

けせよ！

村中　陽向

俺と結婚したらね。

飯島　怜

はあー？！

飯島　怜

んま。屋台の焼きそばってうめーな！

村中はまた俺を撮った

村中　陽向

ふふっふふふふふふふふふ。

飯島　怜

こ、こえーって！

村中　陽向

かわいいんだもん。

飯島　怜

バカ！ジュースでも買ってこい！！

村中が仕方なくジュースを買いに行ったとき後ろから声をかけられた

岩崎　綾

あの…。れ、怜さん。

飯島　怜

っ…！あ、綾！

岩崎　綾

驚かせてごめんね…。つい話してみたくなって。

飯島　怜

あ、あの…この前は帰ってごめん。

岩崎　綾

ううん。あれは仕方ないよ。

飯島　怜

気持ち…嬉しかったよ。あのさ……友だちになってほしいんだ。

岩崎　綾

友だち…。

飯島　怜

俺…実は、付き合っている人がいるんだ。だから…友だちになってくれないかな…？

岩崎　綾

怜さん…もちろん！じゃーあ、怜って呼ばないとね！

飯島　怜

違和感スゲーな！w

岩崎　綾

怜くんの方がいいかな。w

飯島　怜

その方があってるよ。w

岩崎　綾

怜くん。この浴衣どう？

飯島　怜

かわいいじゃん。

村中　陽向

え…？

村中はジュースを両手にもって遠くで怜と綾が話しているのを聞いてしまった

飯島　怜

髪も自分でやったの？

岩崎　綾

そうなの！

飯島　怜

え～！すげえな～。

岩崎　綾

あ、友だちが呼んでる！

飯島　怜

じゃあまたね！

岩崎　綾

怜くん、またね～！

村中　陽向

れ、怜くん…？！

村中　陽向

前は怜さんだったのに？！

飯島　怜

あ、村中～。遅いぞ。

村中　陽向

あいつのことは呼び捨てなのに俺のことは苗字…。

飯島　怜

え？なんか言った？

村中　陽向

キスして。

飯島　怜

はあー？！

村中　陽向

冗談。

飯島　怜

な、なに？！

飯島　怜

なあ、もうすぐ花火だってよ！

村中　陽向

あ…うん。

飯島　怜

いこっ。

飯島　怜

(さっきから村中の様子がおかしい。)

飯島　怜

(そういえば、あいつって誰のこと？)

飯島　怜

(もしかして、綾のが俺を怜くんって読んでるの聞いてたのか？)

飯島　怜

(なんだ、嫉妬かよ。)

ドカーン！！

飯島　怜

うわっ！始まったぞ。

村中は花火をカメラで撮影していた

俺は花火に夢中だった

近藤　蒼

うぅ～、楽しかった。

飯島　怜

お前どこ行ってたんだよ。

近藤　蒼

わりーわりー、友だち見つけてさ。

飯島　怜

蒼はほんっと友だち多いな。w

さっきまで話さなかった村中が小さくなにかを呟いた

村中　陽向

あ…お………

近藤　蒼

あ？なんか言ったか？

村中　陽向

あ…いや。

近藤　蒼

そう…。俺こっちだから、じゃあな。

飯島　怜

じゃあな！

村中　陽向

……。

飯島　怜

村中。ごめん。俺が綾と一緒にいてからだよな。期限悪くなったの。

村中　陽向

なんで。なんで怜は…俺を陽向って呼ばないの？

飯島　怜

え、いや。

村中　陽向

俺のこと好きじゃないのに、気を遣って付き合ってるだけじゃないの？

飯島　怜

は…？なんだよそれ。

村中　陽向

俺……怜が嫌なら別れる。

飯島　怜

おい。なに言ってんだよ…

村中　陽向

だからいいって。気遣わなくて。

飯島　怜

俺がどんな気持ちでお前に好きって言ったか分かってんのかよ。

村中　陽向

別れるって言ったの…取り消す。でも…不安なんだよ。

飯島　怜

なに？それって俺のために言ってるのか？そんな綺麗ごとしか言えないのかよ。

飯島　怜

あのときの好きだってずっと言ってくれたまっすぐで正直な村中はどこだよ。どこに隠してんだよ！

村中　陽向

怜……ごめん。この話はやめよう！よしー、帰ろう。

飯島　怜

(は？なんだよ。自分勝手すぎるだろ。)

飯島　怜

俺は！村中が思っている以上に好きだよ！！

村中　陽向

え？

飯島　怜

村中のことを呼び捨てで呼ばないのも、ちょっと、ちょっとだけそっけなくしてるのも、村中が好きすぎておかしくなりそうだからだよ！！

村中　陽向

れ、怜…？

飯島　怜

だから……そんな簡単に離れていくなよ。ごまかすなよ。

村中　陽向

怜…。持ち帰っていい？

飯島　怜

はあー？！バカ！！なに考えてるんだよ！

村中　陽向

やだやだ、持ち帰らせて！

飯島　怜

おい！やめろよ～！！

村中　陽向

お泊まりかいしよ？♡

飯島　怜

(くう～！かわいい…！！)

飯島　怜

(いや、だめだ…。)

飯島　怜

断る！！

村中は俺の頬にキスをした

村中　陽向

お願い。♡

飯島　怜

(くっ、…)

飯島　怜

うわあああああああああ

村中　陽向

さ、行こ行こー！

飯島　怜

え…ちょ、なんで、枕二つあるんだよ。

飯島　怜

(もしかして…一度他の子とやったことがある…？)

村中　陽向

もし怜がここに泊まることになったら、必要でしょ？そのための予備！

飯島　怜

は、早いな！

村中　陽向

ほら、寝転がってよ。

俺はされるがままに横になった

村中は俺の両腕を片手で握り、もう片方の手で服に手をいれた

俺は村中に固定されてて身動きがとれなかった

飯島　怜

っ……。だめぇっ……。

村中　陽向

俺、これ擦るの上手いよ？

飯島　怜

え？

村中　陽向

だってぇ、怜のこと思い浮かべて毎日やってたんだよ。

飯島　怜

っ…？！な、なにやってんだよ！

シュッシュッシユッ

飯島　怜

んあっふっん…！いきなりっ…やっやだっ。

村中　陽向

嫌なわけないじゃん。こんなにおっきくなってるんだよ？

クリクリクリクリ

飯島　怜

あうっ…！！

村中　陽向

入れるよ。

飯島　怜

はえ？！

グチュッ！

飯島　怜

んあああっ！！！

村中　陽向

かわいいじゃん。

飯島　怜

はうっ…んんっ…！や、やらぁ…。

村中　陽向

んっ……出そう。

飯島　怜

俺もっ…！

ビュルルルルル

村中　陽向

はあ、はあ、はあ、はあ…

飯島　怜

はあ、はあ、はあ、はあ。陽向…。気もちよかった…。

飯島　怜

ふへへ。

俺は汗まみれの顔で陽向に笑いかけた

村中　陽向

今…陽向って……。

飯島　怜

嫌？

村中　陽向

ごめん、俺のこいつ舐めて。

飯島　怜

え？！

村中　陽向

もう…ヤバイから。

飯島　怜

はんっ……！

俺は陽向のあそこを咥えて上下に動かした

村中　陽向

んっ…、はうっ…！

飯島　怜

んっ…

チュンチュンチュンチュン

飯島　怜

んん…あ…そうか…昨日、俺は村中と…！！

村中　陽向

怜、おはよぉ。呼び方村中に戻ってるよ。

飯島　怜

あ、そ、そ、そうだ！ひ、ひひ、陽向。だね。

村中　陽向

戸惑いすぎ。俺ご飯作ってくるね。

飯島　怜

あ、ありがと…。

飯島　怜

(ヤバイヤバイ。顔見れない！)

村中　陽向

できたよ～！！

飯島　怜

ああ、今行く！

村中　陽向

いただきまーす！

飯島　怜

い、いただきます。

村中　陽向

どう？

飯島　怜

おいしい。陽向って料理得意なんだね。

村中　陽向

怜にいつか食べてもらえるように練習したんだよ。

飯島　怜

またかよ…w

村中　陽向

俺は、あのときからずっと好き。

飯島　怜

あのとき、？

村中　陽向

いじめられていた俺を助けてくれたんだよ。もしかして、覚えてないの？！

飯島　怜

う、うん…。

俺は教室の端で休み時間は本を読んでいた

みんなはいつも俺を誘ってくれていたが断っていた

小学生クラスメイトA

なーくんはなんでドッジボールも鬼ごっこもやらずに本読んでるの？

村中　陽向

僕、本が好きなんだ。

小学生クラスメイトB

本？何が面白いの？もしかして…運動できないの？！

小学生クラスメイトA

やば、俺が教えてやるよ。ドッジボール。

村中　陽向

いや、僕はいいよ。

小学生クラスメイトB

えー、私も教えたーい！

村中　陽向

じゃあ…分かった。

小学生クラスメイトA

放課後三時に公園集合な！

村中　陽向

あ、うん…！

そのときの俺は心優しい三人が俺のために教えてくれるのかと思っていた

村中　陽向

ごめん遅れた！

小学生クラスメイトC

もう10分も待ったんだけど。

小学生クラスメイトB

ドタキャンされたかと思った～。

小学生クラスメイトA

あーあ、哀しませちゃったじゃーん。

村中　陽向

え、ご、ごめん！そんなつもりはなくて！

小学生クラスメイトA

お仕置きしなきゃねー！

Aは俺にはボールを力強く投げた

村中　陽向

わっ！！

小学生クラスメイトA

こうやって…っ、なげるんだよぉ…！！

村中　陽向

い、痛いっ…！やだ…よ、！

小学生クラスメイトB

やばぁ～！w

小学生クラスメイトC

日頃から運動しておかないとねー。w

Aがボールを持って殴りかかろうとした瞬間

小学生クラスメイトA

いてっ

飯島　怜

なんの遊び？

村中　陽向

え…？

小学生クラスメイトA

なんだよお前。

飯島　怜

ドッジボールなら僕も混ぜてよ。その代わり、この子と同じチームね。

そういって怜は俺を指差した

小学生クラスメイトA

そんなやつとチームでいいのかよ。

飯島　怜

なあ、この子が遅刻したの、なんでか分かる？

小学生クラスメイトA

は？

飯島　怜

お前らに掃除任せられてたんだよ。

小学生クラスメイトA

ふっ、そうだよ。だからなんだよ。

飯島　怜

教科書が大量に入った机を1人で。それも毎日運んでるんだ。

飯島　怜

この子の筋肉はどれ程大きくなってるだろうなあ。

小学生クラスメイトA

そんなことで勝てるかよ。w

飯島　怜

まだあるぞ。お前がさっき投げたボール。この子に直撃したか？

小学生クラスメイトA

あ？

飯島　怜

ちょ～っとかすれただけだよなぁ。

小学生クラスメイトA

でも当たってるぞ？

飯島　怜

避けたんだよ。ちょっと避けられちゃって今度は確実に当たるようにボールで殴ろうとしたよなあ。

小学生クラスメイトA

別にそんなんじゃねぇよ。

飯島　怜

だっせぇ、それを知った上でやろうじゃねえか。

村中　陽向

(お、僕そんなに強くないのに…！ハードルあげられてるって…！)

そんなこんなでドッジボールが始まった

俺は怖くて端で立ってることしかできなかった

それでも怜はなにも言わず、女子二人を倒した

小学生クラスメイトB

なに？あいつ。

小学生クラスメイトC

女子ばっか狙って。きも～。

残るのはAだった

そんな状況で怜は俺にこういった

飯島　怜

お前がボール投げてみろよ。

村中　陽向

えぇ、無理だよ！

飯島　怜

まあ、やってみなよ。

村中　陽向

えぇ……。

俺はどうにでもなれ！と思いAに向かってボールを投げた

見事にAに当てた

村中　陽向

え

小学生クラスメイトA

え、え、え、？

飯島　怜

な？言っただろ？僕の感は当たるんだ。

怜は俺にグッドポーズをして去っていった

そのときのグッドポーズはまるで夢だと思っていたことでもやってみたらいいかもしれないと言われているようだった

その次の日、怜は転校し、Aたちのいじめはなくなっていた

村中　陽向

俺はそれがきっかけで、高校で再開して、なんとか仲良くなって、付き合ったんだよ。

飯島　怜

まじ？！すげえなあ。

村中　陽向

怜がそう教えてくれたんだよ。

飯島　怜

ええ？

村中　陽向

きっとあのときから俺は怜のことが好きだったんだよな。

飯島　怜

え、でもさ、どうしてはじめはあんなにそっけなかったの？

村中　陽向

あれそっけなかった？！ただ、久しぶりに見て緊張してただけだよ！

飯島　怜

そういうことか。急に俺に甘々になるからビックリしたよ。

村中　陽向

さすがに耐えられないって。パンあげるの後俺が断って、怜が悲しそうな顔するんだよ？かわいすぎるでしょ～。

飯島　怜

かわいい？

村中　陽向

怜は本当に分かってないね。かわいすぎるよ。

飯島　怜

ちょ、はずいって。俺もう帰らないと。

村中　陽向

なんでよ。門限とかないでしょ、

飯島　怜

俺んち一人暮らしじゃないの。

村中　陽向

え！そうなんだぁ…。

飯島　怜

じゃあね。ありがとう。

村中　陽向

うん。また連絡してね。

飯島　怜

わかったよ。

あきれた顔で俺は家から出た

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