私たちは部員2名の硬式テニス部

顧問は一応、矢島先生。

先生は国体出場経験のある実力者。

矢島先生の指導のおかげで何とか個人戦で初の県大会を突破することが出来た。

一ヶ月後には全国大会。

部活がさらに厳しくなっていく。

華が手で顔を叩く。

気合を入れた。

矢島先生とのラリーは学ぶものが多い。

ボールがネット下段へ。

そのあとも厳しい練習が続いた。

練習開始3時間後。

最後に納得のいくボールを打って部活は終わった。

先生がコートを出て帰っていった。

コートには華と湊だけになった。

華は柔軟をした。

誤魔化しきれたか？

実は華も好きだった。

試合ごとに褒られて、

毎日顔を合わす度好きになっていった。

先生に恋をすることなどありえないと思っていた。

しかし、いざ自分のことになるとどうしようもなかった。

学校で会う度、部活でラリーをする度

胸が高鳴りワクワクした。

湊が先生に恋するなんて1ミリも思わなかった。

華は硬式テニス部の部長だった。

そのため顧問との事務連絡として電話番号だけ交換していた。

ここで湊の言うことを聞いてしまう湊に先生を取られてしまうと思った。

そういう訳だ。

しかし、その事実を言えるほど私は強くない。

押しに負けてしまった。

その晩、初めて矢島先生に事務連絡以外でメールを送ってしまった。

華達の高校では文化祭に各部活で何かしらの出し物をしなければならなかった。

すいません。力尽きました。

皆さんのハートが続きを作る気力となります。

♥️お願いしますm(*_ _)m