テラーノベル
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お久しぶりです
鯨と申します
もう本当に久が過ぎてます
今回は皆様が大好きな
糸師兄弟のBLチャットです
楽しみにしてもらえると嬉しいです
少し長文になりましたが、
最後まで楽しく見て頂けると幸いです
では
死ネタ なので不快になる方が 居るかもしれません
このお話を聞いて少しでも 不快になった方は 見るのを止める事をおすすめします
R18
start
どうやら、
"天国"には海が無いらしい
「海は涙で出来ていて、 天国には涙を流す人がいないから」
とか。
そんなおとぎ話ですら 今は鵜呑みにしてしまう
冬の銀色は透過した足元を揺らす
慣れ親しんだはずの 水の冷たさが いつもより痛く刺さった
体の中に残る熱は "呼吸"い き を伝って空に消えていく
ー それがやけに愛おしくて ー
全てが嫌になる
糸師冴はこんな俺の事まで
ちゃんと美しく壊してくれるんだな
あの日
あの瞬間
雪のせいとは思えないくらい 体の中から熱が 消えていくのが分かった
冷たい風が真ん中を 通り抜けるのが 伝わるくらい
心に穴が空いた
ダッ
糸師凛
凍り付いた脚を 無理矢理地面から 引き剥がすように
ー 駆け出した精一杯を ー
糸師凛
糸師凛
どうか
糸師冴
どうか、 受け止めてよ
"さいごに抱いて"
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