ハロウィン

注意⚠️ トラクロのBLです 地雷さん純粋さんはtrick or trickで(( 本人様とは関係ないです! nmnm注意!

ーぴんぽーんっ

軽快な音が響く玄関口 半分凸りにきた僕ことしにがみと 彼ことぺいんと

ただ流石に知らない人の家 というわけではない 流石に

ーがちゃっ

ここは我らがリーダークロノアさんと その彼氏であるトラゾーさんの家だ

出迎えてくれたクロノアさんは優しい笑みを浮かべている 連絡一言だけだった半分凸にこんな優しいのはこの人しかあり得ないだろう

綺麗に整頓されたリビング いつもクロノアさんが片付けていると、前聞いた 僕には到底真似出来ない

笑って謙遜する彼

笑い合う2人は別に付き合っていない …僕は忘れてなかったですからね⁉︎

ハロウィンですよ‼︎‼︎

永遠に答えに辿り着かないような気がして、無理やり答えを言う 案の定クロノアさんは、あぁそっかという風に頷いていた

今日はトラゾーさんが1日仕事だと言うことで、家にはクロノアさん1人きりの状態であった その状態を活かさないわけにはいかない

なんだと⁉︎とぺいんとさんが怒ってくる それをクロノアさんが宥めながら でも、と続ける

ふわりと笑う彼の頭には多分、 喜んで楽しんでいる彼氏の姿が浮かべられているのだろう これだからトラクロは尊い

色々提案しあいながら買い出しに行く お金問題は僕とぺいんとさんが受け持つことにした クロノアさんも出すと言ってくれたが、今回のパーティの要はクロノアさんになるため、負担を減らすためだと説得した

大量の買い物袋を持って帰宅 これから飾り付け、料理、まぁなどなど色々なことが残っている

お昼のことをすっかり忘れていた むしろ味見係になっていいのなら好都合のこの上ない

と言いながら、クロノアさんは台所へ 僕とぺいんとさんは飾り付けを行うことにした

小1時間ほど経った頃に 様々な美味しそうな匂いが部屋いっぱいに漂い始める

大きめのお皿に乗ったかぼちゃが主体となった料理が机に置かれる

ぱくっ

美味い‼︎‼︎

そこらのファミレスより断然美味しいと感じる こんな料理をいつも食べているトラゾーさんが羨ましくなる トラクロの邪魔はしないが

既に飾り付けは8割型終わっている そろそろクロノアさんの手伝いに入ろうかとぺいんとさんと話していたところだ

その後のお菓子作りはてんやわんやとしていたが、クロノアさんのおかげでなんとかいい感じに仕上がった 本当に、クロノアさん様様だった

お菓子作りや夕食用意などをしていると、あっという間に午後4時をまわりかけていた

トラゾーさんが帰ってくる その前に、 彼の彼女にちょっと細工を…笑

仮装ですよね!

ぺいんとさんと声を合わせて言うと、ちょっと困ったように眉を下げた

このままでも死神だと言い張れるがつまらないのでちゃんと仮装する

不思議そうに、でもワクワクしている彼を見やって、にやっとする なんせクロノアさんにやらせる仮装は、

魔女

ちなみに割と露出が高いものを買った そして、女装もさせる… 僕たち天才かもしれない

仕事が終わり、家に帰っている途中の俺トラゾーは、ふらふらしていた

いや、ほんとに… クロノアさんが足りないぃ…ｯｯｯｯ もう癒しが欲しい…

早く…クロノアさん… もう脳内がクロノアさんで埋め尽くされるくらいになった頃、 やっと我が家に着いた

鍵を開け、ドアに手を掛けた 家からいい匂いがして、疲れを忘れて笑顔になる っと、早く入ろ

玄関に入れば、クロノアさんの靴以外に2つ増えている もしかして他メンバーが遊びに来ているのか、とか思っていたら リビングから話し声が聞こえた

詳しくは聞こえないが、なんか… 七味兄弟が楽しんでることは確かだ

ーがちゃっ

いきなりドアが開いて、クロノアさんが出てくる クロノアさんは女装をしていた 魔女のとんがり帽子や、露出の高い魔女風の服を着た俺の彼女は顔を真っ赤にしていた

………

無意識のうちに思ったことが口に出たようだ 本音なのでまぁいいが

リビングから元凶2人が出てくる 2人も仮装をしていた ヴァンパイアと、死神…?だろうか

照れ隠しなのか、俺の背にまわってリビングへと押されていく

入ってすぐ、ハロウィン仕様のリビングに驚きを隠せない

後ろから覗き込んできて、にぱっと笑う 可愛すぎる

そう言いながら優しく頭を撫でると、 嬉しそうに、恥ずかしそうにはにかんだ

この服に飽き飽きとしていた俺に気づいてくれる彼女 これ以上のいい人なんて居ない気もする

着替えが終わり、リビングに戻るとテーブルには 様々な料理やお菓子が綺麗に並べてあった

美味しそうでしょ?と自慢げに笑う クロノアさんの料理はどれも凄く美味しいのでありがたい

いただきます‼︎

クロノアさんお手製の料理はどれも想像以上に美味しく、 満足感が半端じゃないと感じる 料理もお菓子もハロウィン仕様で、流石だとしか言えなかった

口々に満腹を露わにする かく言う俺も大分いっぱいだ

クロノアさんが言うまで考えてなかったが、どうするつもりなのだろうか

多分ここに来る前から泊まっていく前提だったのだろう …まぁ、クロノアさんの可愛い姿に免じて泊まるのを許そう

風邪ひかない?と心配するクロノアさん 優しすぎて神様

…さて、時間も遅い 最後までとっておいた、"デザート"でも食べるか

クロノアさんに近づき、キスを落とす

ひょいっ、とクロノアさんを姫抱きするそのまま耳元で甘く囁く

思った通り、どの料理よりも甘ったるくて、とろとろで、可愛くて、美味しくて

大満足…♡