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ふうはや
りもこん
声が出なかった
普段なら『冗談やめろよw』って笑い飛ばせてた
だけど今日は違う
ほんとなんだって分かってしまった
目が…本気の目をしていた
ふうはや
そう言って口角を上げるふうはや
でも彼の笑い声は乾いていた
長年の勘ってやつで作り物だなんてすぐに分かってしまった
かざね
ふうはや
ふうはや
しゅうと
ふうはや
なんで笑うんだよ
なんでそんな苦しそうな目で…
ふうはや
ふうはや
ふうはや
なんでも無さそうに言うから
なぜか俺らが苦しくなってくる
『ふうはやは悪くない』
きっと全員そう言いたかったのだろう
だけど…誰も何も言わなかった
いや、言えなかった
喉に何かがつっかえて
声が出てこなかった
ふうはや
ふうはや
嫌だ
嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ!!
りもこん
耐えられなくて俺はふうはやの胸ぐらを掴んだ
りもこん
りもこん
りもこん
目が潤むのを感じる
なんでそんな顔してんだよ
なんでそんな諦めたような顔してんだよ
りもこん
ふうはや
ふうはや
ふうはや
ふうはや
ふうはや
俺の手を優しく包んで離させる
なんでこの人は人に頼るってことをしないのだろう
なんでこんなに優しい人が苦しまなきゃいけないんだ
なんで…こんなに…
りもこん
屋上を出ようとしたふうはやを呼び止める
ふうはや
りもこん
りもこん
りもこん
もうお前を1人にしたくない
これ以上お前を…大切な人を
手放したくないんだっ!!
ふうはや
しゅうと
かざね
ふうはや
しゅうととかざねもこの話に乗ってきてふうはやが困惑してる
だけど俺らは引き下がらない
りもこん