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じゃぱぱ
どうしよう。
話すべきなのかな。
でも、もし話して引かれたら…
嫌だ。
引かれたくない。
やっぱ話さない方が_
いや。
先生は…
じゃぱぱ先生はそんな人じゃない。
親切で、いつも人の気持ちに寄り添ってくれる
優しい人。
私も
のあ
のあ
前を向かなきゃ。
私は昔、クラスに馴染めなくて いつも1人だった。
友達は別のクラスのえとさんだけ。
だから、クラスの端に影のようにいる。
のあ
でもあなたは違った。
あなただけは私に話しかけてくれた。
ひょこっと覗き込んでくるあなた。
氷室ゆあんくん。
私とは違ってクラスの中心的、光のような存在。
皆んなから愛される人気者。
ゆあん
のあ
ゆあん
いつも話すことはこんな他愛もない会話。
だけど私にとってはこれが
何よりも幸せだった。
いつも。
ゆあん
ゆあん
いつも。
ゆあん
いつも。
ゆあん
ゆあん
あなたが話しかけてくれたから。
本気で好きだった。
いつ好きになったかなんて分からない。
でも気づいたら目で追っていて、
あなたの行動に一喜一憂して、
本当に大好きだった。
のあ
のあ
もう話せなくなるのではないか。
そう思うと、この気持ちを伝えずには いられなかった。
放課後
私はゆあんくんを教室に呼び止めた。
そして_
のあ
のあ
ゆあん
私は思い切って告白をした。
こんな時ヒロインなら
どんな言葉をかけられたんだろう。
でも私は所詮モブ。
返事は期待していたものとは全く違った。
ゆあん
ゆあん
ゆあん
のあ
今のセリフは本当に私の好きな人が吐いた セリフだったのだろうか。
のあ
のあ
のあ
そう思い強くほっぺをつねったが、 残酷なことに現実だった。
私の心にはぽっかり穴が空いた。
のあ
恋愛は楽しいもので、
きっと両思いになれる。
そう本気で思っていた。
けど実際は、傷つくことの方が多いのかもしれない。
これからもこうやって傷つくくらいなら、
恋愛なんてしない方が良い。
のあ
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
じゃぱぱ
のあ
のあ
自然と涙が溢れる。
きっと私、誰かに話して
共感して欲しかったんだ。
じゃぱぱ
のあ
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
じゃぱぱ
のあ
のあ
確かに私たちの関係は
教師と生徒。
それ以外の何者でもない。
のあ
けど、前へ進むって決めたんだ。
楽しい事も辛い事も乗り越えたその先へ。
認めてしまおう。
あなたに、
じゃぱぱ先生に惹かれてるって。
さっきののあさんの話で出てきた彼。
氷室ゆあん。
俺はそいつのことを知っている。
俺とあいつは年の離れた幼なじみだ。
それにのあさんの話していた
あの件についても、ずっと昔から知っている。
じゃぱぱ
でもあの返事には裏がある。
俺は、こうなるように仕組んだ
あいつらが許せない。
ゆあんが涙を流しながら話してくれた あの日の事を
俺は今でも忘れない。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝500♡
コメント
7件
じゃぱぱ先生寄り添ってくれるの優しいな..ゆあんくんもしかして訳あってこういう形になった?
じゃあゆあんくんは本心で言った訳じゃないのかな…わん☆ こうなるように仕組んだあいつ…誰だろ…わん☆ 続き待ってます!わん☆
初コメ失礼します! 1からここまでみて来たんですけどめっちゃ面白いですっ!! 最後のゆあんくんとじゃぱぱくん気になります!!