翌日
今日の美術は、自習
教室で各自勉強
……するわけでもなく、皆好きな事をしている
あみ
りく
当たり前のように隣の席にすわる
あみ
りく
あみ
りく
あみ
りく君はスマホ、私はお絵描き
別々の事をしてるのに、一緒に居ると、楽しい
落ち着くなぁ
絵もはかどる♪
りく
りく
あみ
あみ
りく
あみ
りく
りく君は、急に苦しそうな顔をした
どうしたのかな…
あみ
りく
あみ
りく
りく
あみ
あみ
りく君は、私が描いてたイラストを指さした
りく
りく
あみ
あみ
りく
なんだそんなことか!
体調悪いのかと思ったぁ〜!
良かった…!
りく
あみ
りく
あみ
あみ
りく
あみ
気づいたら、りく君の顔が真横にあった
私に被さるようにして、絵を覗き込む
あみ
りく
りく
りく
あみ
ちょ、見たんだから早くどいて〜!!
美術の授業
今日は自習だ
皆当たり前のように好きな事を始める
りく
一人でスマホいじってても良いけど、やっぱり…
自然とあの子を探す
りく
誰と話すわけでもなく、一人で絵を描いている
よし、隣空いてる…!
嬉しさを隠して、なるべく自然に隣に座る
あみ
もう、隣に行っても、驚かれなくなったなぁ
それがまた嬉しくて口もとが緩んでしまう
りく
だって手ぶらで来たら、会いたくて来た事がばれるじゃん?
って言いそうになって、あわてて口を閉じる
そんな様子にも気づかず、彼女はあきれた口調で返事する
あみ
りく
あみ
またノートに視線を戻す
楽しそうに描くなぁ
可愛いなぁ
このままずっと一緒にいたい
もし付き合えたとしたら、ずっとこうしてられるのかな
好きなんだ、って
そう、言えたなら。
りく
今なら言えるかな
りく
あみ
あみ
そんな可愛い顔してこっちみないで
キスしたくなるでしょ
りく
あみ
あぁヤバい、頭真っ白
りく
ここで、もし告ったとして
あみちゃんが困ったらどうしよう?
断られたら?
気まずくなって、避けられるようになったら?
りく
あみ
りく
遮るように言ったけど、言葉が出せない
りく
りく
あみ
あみちゃんが間抜けな顔になり、途端に思いついた顔に変わる
あみ
りく
りく
あみ
あみ
りく
くそだせぇな俺
ビビって、何もいえなかった
りく
あみ
りく
あみ
あみ
自信満々の顔
いちいち可愛いなぁ、くそ
そう思った途端、恐怖が消えた。
りく
俺に見えるようにノートを持ち上げようとするその手をおさえて、 あみちゃんに被さるようにして覗き込む
もう、あみちゃんの顔が真横にあった
手にも触れてる
けど、不思議と緊張はしなかつた
あみ
横目であみちゃんを見る
りく
真っ赤な顔
りく
あみ
可愛いってのは、お前に行ったんだよ、バーカ
授業が終わった
移動だから、教室を出る
廊下には、もう人が結構いた
りく
あお
りく
声のした方を見ると、睨んだ顔をしたあおが立っていた
まるで、さっき俺がした行動を見ていたと言わんばかりに。
りく
あお
りく
あお
コメント
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ふぁああああああああああああああ