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りうら
んん……
目を覚ますと、そこは病室だった
りうら
……まだ死ねてないのか…
りうら
…また失敗……いつになったら成功するかな…
自殺未遂もこれで何回目だろうというところだった
りうら
ん……そまちゃから、？
そうま
りうら！りうら！
りうら
心配かけてごめんね…
そうま
大丈夫、
そうま
それよりも、大変なんだよ！
りうら
え、？
そうま
グルチャ、みた？
りうら
通知切ってて見てない…
そうま
じゃ、はやくこい
そうま
…てるとが…
りうら
……ｯ……てるちゃんか…
りうら
わかった、！いまいく！
てるとくん
やだ！やだやだやだやだ……
てるとくん
ゆきむもそまちゃもなんでわかってくれないの！
そうま
だから、！
てるとくん
いいわけはもういいの！
ゆきむら。
一旦落ち着けって言ってんの
りうら
（…なんか大変そう……何があったんだろ…）
ゆきむら。
あ、既読的にりうもきたかな
てるとくん
え！ほんと！？
りうら
あ、いるよ〜！
りうら
なんかあったの？
てるとくん
きいてよりうちゃん……
てるとくん
あのね、僕もう疲れたの
てるとくん
だから、もう生きてたくないの…
りうら
そっか……
ゆきむら。
とりまてるとは頭に血登りすぎ
りうら
原因は？
そうま
また裏切られたらしい
りうら
ぁー…
てるとくん
お願い…ｯ……もうやだよ……
ゆきむら。
だからさ、一旦落ち着けって
ゆきむら。
冷静に考えたらいいだろ
てるとくん
うるさい！うるさいうるさい！
てるとくん
僕の気持ちなんもわかってないくせに！
ゆきむら。
分かるわけないだろ
そうま
二人とも一旦落ち着けって…
てるとくん
ゆきむなんか死んじゃえばいいんだ！
てるとくん
嫌い！嘘つき！
そうま
ちょっ、てると！
りうら
（…え、で、でも、ゆきむなら…きっと大丈…（）
ゆきむら。
わかった、死ぬよ
そうま
はぁ！？
りうら
ゆきむ！？
ゆきむら。
別にいいだろ
ゆきむら。
今から死ぬから
りうら
やだ！やだやだやだやだやだやだ…！
りうら
なんで！なんでゆきむが死ぬのさ！嫌だって！
そうま
…りうら、一旦落ち着け？
りうら
落ち着けるわけないじゃん！
りうら
俺の手の届かないところで大切な人が消えかけてるんだよ！？
りうら
そんなの、落ち着けるわけないじゃん！
そこからは、殆ど記憶が無い
ゆきむは死のうとして
そまちゃはゆきむを止めたり、俺を落ち着かせたりしようとして
てるちゃんは俺との個チャでずっと謝ってた
俺は、枕が涙でぐっしゃぐしゃになるまで泣いて、いちど意識を手放した
目を覚まし、スマホを見ると、戦争は中断
ゆきむもそまちゃもてるちゃんも返信してた
この戦争は、
これで終わったかのように思えた
誰も、この戦争が発端となり、
あんなことになるなんて
思いもしなかった
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