/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
シェアする/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
ホテル
颯太
ヒック……ヒック…
ユウ
…
ユウ
颯太……
ユウが泣いてる颯太に手を伸ばそうとするが躊躇して手を引っ込める
ユウ
(私がここに来てから……千秋さん…お義母さんはもっと仕事の量を増やしたって…)
ユウ
(時々監督さんから愚痴られてた…)
ユウ
(私が芸能界に出れば…！！あの時、頷いていれば…！)
ユウ
(千秋さんは倒れたりなんかしないで、笑顔で楽しい生活でいられたのにっ…！！)
ユウ
(全部……私のせいだ…)
ユウ
(私が苦労させた……私が千秋さんを追い込んだ…)
ユウ
(颯太を悲しませた……)
ユウ
(だから…私に颯太を慰めることなんて許されない……)
ユウ
(颯太に許してもらおうとだなんて思ってはダメ…)
ユウ
(決して許されない、永遠にこの罪は消えないの…)
ユウが俯き颯太の傍から離れようとする
颯太
義姉さん…！
颯太がユウの手を掴んで引き寄せて抱きしめる
ユウ
？！
颯太
なんで手を伸ばしてくれたのに引っ込めちゃうの…！！！
颯太
僕を慰めてくれるんじゃないの…！
颯太
支えてくれるんじゃないの…！！
颯太
僕には母さんが居なくなったら義姉さんしかいないのに…！！
颯太
見捨てるの…？
ユウ
っ……
ユウ
そんな事しない…！
ユウ
絶対にしない…！！
ユウ
ただ、私があの時千秋さんの言葉に頷いて芸能界に出ていれば、千秋さんは倒れず済んだのに…！！
ユウ
私がここに来てから千秋さんは仕事の量を増やして……それでっ…！！
ユウ
だから…！！
ユウ
だから…私のせいだから…貴方を慰めて許してもらおうだなんて思っちゃいけないの…！！
颯太
……
颯太
僕、義姉さんのこと恨んでないよ？
ユウ
……え？
颯太
義姉さんは僕のこと、母さんがいない時に沢山支えてくれたし、寂しい時に寄り添ってくれたし
颯太
沢山褒めて、沢山のことを教えてもらったし、沢山助けてくれた……
颯太
だから嫌いにならないし、恨んでなんかない…
颯太
それに、こうなることは母さんも知ってたと思うの。
颯太
だから義姉さん。
颯太
そんなに辛そうな顔して自分を責め立てないで…？
ユウ
辛…そう…？
ユウ
私が…？
颯太
うん
ユウ
なんでっ……私、悲しむ立場じゃないのに…
颯太
悲しむのに立場なんて関係ない…！
颯太
だって義姉さんは僕たちの家族なんだよ…！！
ユウ
……
ユウ
そう……だったね…
ユウ
アハ……ハハ…
ユウがポロポロと泣き出す
颯太
…
颯太
ねぇ、義姉さん…
颯太
僕のことも慰めて…？
ユウ
……
ユウ
いい…の…？
颯太
うん…
颯太
義姉さんに……慰めてほしい…
ユウ
っ……
ユウ
颯太…！
ユウが颯太を強く抱きしめる
颯太
…？！
颯太
(く、苦しい……)
颯太
(でも……やっと僕を信用してくれたような気がするから…結果オーライ…かもね…)
数時間後
ユウ
o (＿＿*)Ｚｚｚ
颯太
……
颯太がユウに膝枕してる形でユウが颯太の脚で眠る
颯太
さすがに何時間もこの体制だと痛いんだけど…
ユウ
('､3_ヽ)_ｽﾔｧ
ユウが気持ち良さそうに颯太の脚に頬を擦り付ける
颯太
ッ〜〜〜！！！
颯太
そんな顔されたら許しちゃうじゃん…/////
ユウ
( ᵕωᵕ )ｽﾔｧ…
颯太
…
颯太
義姉さん…
颯太がユウにポソッと話しかける
ユウ
(^_ _)zzZ
颯太
…
颯太
大好きだよ
そう言うと颯太がユウの頬にキスをする
ユウ
んむぅ……
ユウが寝返りを打ち颯太の太ももに顔を埋める
颯太
え？！/////
颯太
ちょっ…！！！
颯太がユウを動かそうとするとユウの口が開く
ユウ
颯……太…
颯太
…！
ユウ
ごめ……
ユウがポロポロと眠りながら泣き出す
颯太
……
颯太
全く…意地っ張りで頑固の癖に…涙脆くて、誰よりも優しくて脆くて、お馬鹿な義姉さんなんだから……
颯太が泣いてるユウの頭を撫でる
ユウ
ん…
ユウ
颯…太？
颯太
あ、起きた？
ユウが起きる
ユウ
……
ユウ
…？
ユウ
!!!( ﾟдﾟ)ﾊｯ!!!!
ユウ
ご、ごめっ！！！私颯太の膝で…！！
颯太
大丈夫だよ…！！そんなに気にしないで！
ユウ
横になれる…？
颯太
あー……ちょっっっと、足が痺れてて…動けないかも…
ユウ
嘘！？私のせいで……！！
颯太
このぐらい大丈夫だから…！！
ユウ
じゃ、じゃあ…！！私が颯太のこと抱きしめてベッドにダイブすれば颯太も寝れるよ！！
颯太
それ危なくない？！
ユウ
大丈夫！！やったことないから安心して！
颯太
余計出来ないんだけど！？
ユウ
颯太じゃあ行くよ…！
颯太
きゃっ…！！！
ユウが颯太に後ろから抱きつく
ユウ
…
ユウ
可愛い声だね！
颯太
ッ〜〜！！！
ユウ
それじゃあ気を取り直して〜！！
颯太
(いやいや無理無理。冷静になってみれば、義姉さん同じシャンプー使ってるのに凄いいい匂いするし…！！)
颯太
(その……胸も…当たってるし……兎に角ヤバい…！！！！ヤバい！！！)
颯太
や、やっぱ無理…！！！！
颯太がユウをベッドに勢いよく押し倒す
ユウ
うわっ！！！
颯太
あ……
ユウ
……
ユウ
脚動いたね…！！！良かった〜！
颯太
(そこなの……？)
颯太
動けるようになったから義姉さんに迷惑かけたくなくて……ごめんね？
ユウ
ううん！私は大丈夫！颯太が元気になってくれて嬉しいもの！！
颯太
……/////
颯太
うん…////
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
