外は暗くとても寒い
任務が終わり狭い路地裏を歩いている
突然ガサガサっと音が聞こえる
中島敦
何の音だ...
音が聞こえる方へ走っていく
そこにひとつの人影があった
中島敦
大丈夫ですか?
そっと手を伸ばした
ガブッ
中島敦
イッ
中島敦
噛まれた...
異能を出そうと思った瞬間
芥川龍之介
人虎か
中島敦
あくたがわッ
そこには
目が赤く、牙が生えている
''芥川龍之介''が立っていた
中島敦
芥川なんで....
芥川龍之介
判らぬ
芥川龍之介
今は血が欲しくて仕方ない
芥川龍之介
人虎早く逃げよ
芥川龍之介
時期に朝になる
芥川龍之介
僕も隠れなくては...
僕は少し考えた
芥川をここに置いておくとまた
人を''殺す''かもしれない
そう思い僕は
中島敦
芥川家来いよッ
芥川龍之介
何で貴様の家なんかに
中島敦
ここに置いておくとお前は人を食らう
中島敦
お前なら殺しかねない
芥川龍之介
チッ
芥川龍之介
早く行くぞ
これでいいんだ
中島敦
わかった
吸血鬼との生活が始まる