兄という生き物は不思議だ。
自分より才能の低い妹を見ては 侮辱をする。
数年生まれたのが早いからって 偉くなれるわけがない。
今日私が話すのは ある時の話だ。
兄はヒーロー科の名門校に通っていた。
雄英…?士傑…?
まあそんなのどうでもいい。
それは私が小学5年生、 兄が高校3年生の時のこと。
まあ高校でも兄は優秀と 言われてきたらしい。
なんてったって入学してから 1人ミスをしたことなかったんだから。
それで兄も調子に乗ったんだろう。
卒業間近という時、インターン先で 兄は重大なミスを犯した。
そのせいでヴィラン討伐は 大失敗。
重症のヒーローを 何人も出すほど酷い結果になったらしい
って言っても兄の他にも居たらしいけど
兄が家に帰ってくると 私をからかわずにそのまま自室へと 行ってしまった。
いつもはからかって侮辱してくる くせに。
兄は部屋に閉じこもって 出てこなかった。
両親もとても心配した様子だった。
そりゃそうだろう。
優秀な子供があんな風に なってしまったんだから。
両親がそんな状態の中、 私は特になんとも思わなかった。
むしろ邪魔な存在が 居なくなって清々してたし。
そんな時両親は私に言った。
何故そんな平気な顔をしていられるんだ
いつからそんな心無いない子に なったんだ
兄を思いやれ
ほんっとうるさい。
そんな子供に育てたのは どこの誰なんだよ。
いっつもあーだのこーだのうるさい。
正直同じ空間にいて とても不愉快で仕方なかった。
中3の秋
私が両親を○した後のことだ。
私はあらゆる手を使って 私が○した証拠を全て消した。
だから未だに犯人は捕まってない。
ま、警察は私を追ってるんだけどね?
私はそこから失踪。
そこでしばらくは一人のヴィランとして ヒーローを○し回っていた。
一時期は兄を○そうと 狙ったけど無理だった。
何年か経ったある日、テレビで ヒーロービルボードチャートが 放送されていた。
トップ10が発表されていく中、
見覚えのある顔がテレビに 映った。
そう。
それは紛れもなくかつては 家族“だった”兄だ。
私の知らない間にそんな 立派になってたんだね。
凄いなぁ。
でも見て?
昔馬鹿にしてきた妹はもういない。
まさか実の妹が自分を 殺そうとしているだなんて思ってないだろう。
私、強くなったよ?
お前が居たから私は強くなれた。
ね、
だからいつか戦おうね?
もちろん敵として。
だからさ
それまでタヒなないでよ?
オニーチャン♡
み
み
み
み
み
み
み
み
コメント
18件
ベストジーニストデショ
相澤先生やと思う
でもホークスは家系あんなに良くない、