TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

いきなりショッキングなシーンになります

注意してね

せな

ゔぁ"ぁぁぁぁぁぁん

せな

おがぁぁぁざぁぁん

せな…泣かないでっ…

お母さんはせなのこと大好きだよ

せな

お"がぁぁぁざぁぁん

っ…大丈夫…せなは一人じゃないよ

この時私は幼いながら初めて知ったことがある

それは

人は簡単に死んでしまって

幸せなど簡単に壊れてしまうこと

なぜだろう冷たくなってゆく母や父、 兄の手をどうしても離せなかった

そしてその横には見知らぬ男の人

なぜか刃物を持っている

私の一番大切な家族はみんな溺れる ような血の海に横たわっていて

みんな傷ついていた

玄関を開けた瞬間父が刺され

その数秒後に母の悲鳴が聞こえた

兄と私は押入れに隠れた

でも兄は押入れから出て行き

3人家族だったのに… 僕も死ぬ そう言った

幼い私にはこの言葉の意味など到底 理解できなかった

これは私を守るために兄が最期に 残した言葉

私だけでも逃がそうと 生かそうとしてくれた

兄は目の前で腹を刺された

犯人のフードの中から見える顔は 狂ったような笑顔

その場から動けなかった

どこにも力が入らず

犯人が出たった後に恐る恐る出ることしかできなかった

幼く何も知らない私はただ何もできなかった

出て行ったと思った犯人はいつしか 真横に座っている

状況を少し理解したのか… 泣き喚く私を笑顔で見ている

なぜかそいつは私を殺さなかった

絶望する顔がたまらないと言って いたような

大人になったら殺しに行ってやると そう言っていた

私はずっと抱いていたぬいぐるみを 取られ、なにかいじられた後 投げつけられた

刃物を向けられ

外に追い出された

気づけば何も考えずただ恐怖に 突き動かされ走っていた

気づけば知らない街

せな

どこだろう

せな

疲れちゃった…

せな

ストンッ(座

せな

その夜は雷も鳴り車軸を流すような 大雨の日だった

せな

寒いよぉ…

今何時でどこにいるのか

この先どうなるのか

私の大事な家族は壊れてしまったのか

そんなことを考えていた

ねぇねぇ

せな

!ビクッ

怖がらないで

せな

だ、だれぇっ(怯

僕?

mtk

僕は大森もとき!

せな

聞いたことある…気がする

mtk

そっかぁっ

せな

(怯

mtk

すっ

mtk

ほら、手!使って!

その瞬間あれだけ降っていた雨の 音は消え時が止まった気がした

せな

(怯

mtk

ほらっ

その人はこの暗闇の中1人輝いていた

せな

…すっ

無意識に手が動いていた

手が触れた瞬間。雨は先程の様に 勢いよく降り出した

mtk

君どこから来たの?

せな

…〇〇町…

mtk

え"!!!

mtk

こっから10kmはあるよ!?

せな

……分からない…

mtk

mtk

さっきその〇〇町で殺人事件が起きたって言ってたけど…

mtk

大丈夫?

せな

……

せな

(泣

せな

おかぁさんとおとぉさんとおにぃちゃんがっ…ヒグッグスッ

mtk

まさか…

mtk

((被害にあったのは3人

mtk

((両親とその息子

mtk

((娘は行方不明

mtk

君お名前は?

せな

…せ…な…

mtk

せなちゃん!いい名前だね!

mtk

寒いし一回お家くる?

せな

……いいの…?

mtk

うんうん!

せな

コク

これが私の人生の終わりであり始まり

あの時。君が手を差し伸べてくれたから

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚