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いきなりショッキングなシーンになります
注意してね
せな
せな
母
母
せな
母
この時私は幼いながら初めて知ったことがある
それは
人は簡単に死んでしまって
幸せなど簡単に壊れてしまうこと
なぜだろう冷たくなってゆく母や父、 兄の手をどうしても離せなかった
そしてその横には見知らぬ男の人
なぜか刃物を持っている
私の一番大切な家族はみんな溺れる ような血の海に横たわっていて
みんな傷ついていた
玄関を開けた瞬間父が刺され
その数秒後に母の悲鳴が聞こえた
兄と私は押入れに隠れた
でも兄は押入れから出て行き
3人家族だったのに… 僕も死ぬ そう言った
幼い私にはこの言葉の意味など到底 理解できなかった
これは私を守るために兄が最期に 残した言葉
私だけでも逃がそうと 生かそうとしてくれた
兄は目の前で腹を刺された
犯人のフードの中から見える顔は 狂ったような笑顔
その場から動けなかった
どこにも力が入らず
犯人が出たった後に恐る恐る出ることしかできなかった
幼く何も知らない私はただ何もできなかった
出て行ったと思った犯人はいつしか 真横に座っている
状況を少し理解したのか… 泣き喚く私を笑顔で見ている
なぜかそいつは私を殺さなかった
絶望する顔がたまらないと言って いたような
大人になったら殺しに行ってやると そう言っていた
私はずっと抱いていたぬいぐるみを 取られ、なにかいじられた後 投げつけられた
刃物を向けられ
外に追い出された
気づけば何も考えずただ恐怖に 突き動かされ走っていた
気づけば知らない街
せな
せな
せな
せな
その夜は雷も鳴り車軸を流すような 大雨の日だった
せな
今何時でどこにいるのか
この先どうなるのか
私の大事な家族は壊れてしまったのか
そんなことを考えていた
?
せな
?
せな
?
mtk
せな
mtk
せな
mtk
mtk
その瞬間あれだけ降っていた雨の 音は消え時が止まった気がした
せな
mtk
その人はこの暗闇の中1人輝いていた
せな
無意識に手が動いていた
手が触れた瞬間。雨は先程の様に 勢いよく降り出した
mtk
せな
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せな
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せな
せな
せな
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せな
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せな
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せな
これが私の人生の終わりであり始まり