しろね
ガクガク
しろね
ブルブル
しろね
寒い、ここ、ドコ……?
芥川
気がついたか?
しろね
誰……?怖い人……。
しろね
あく、くあ!!痛い、痛いよう!!
芥川
異能が暴れているのだろう
芥川
つぃ……
額に手を当てられた。冷たい手だった。 空には月が輝いている。 目の前にたった男の人は、私を抱き上げて言った。
芥川
僕が、子供のお守り、か……。
しろね
あったかい……。
しろね
ポロポロ……お母さん、お父さん……。
しろね
バタリ
芥川
気を失ったか……。痛みと恐怖に怯え、僕を頼るとは……。
芥川
子供、可愛いと思ったことはない。このまままでは、ポートマフィアの言いなりになるだけだ
芥川
(何人も見たな、そんな子供を……)