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とあるカフェにて
舞香
山本舞香です。改めてよろしくお願いします。
拓也
か、角川拓也です。よろしく、お願いします...。
舞香
拓也くん。単刀直入に聞くね。
拓也
は、はい。
舞香
今までに彼女いたことは？
拓也
あ、ありえません！
舞香
私と、付き合える？
拓也
ぼ、ぼくは、！
拓也
ぜ、全然...。
舞香
ぜんぜん？
拓也
お、おっけーです...。
拓也
だ、だけど...。
拓也
山本さんは...、僕なんかより......。
舞香
下の名前で呼んで。
舞香
私は拓也くんなら信用できるから、この話を持ちかけたんだ。
舞香
ごめん、拓也くんが彼女いないってことを利用してるみたいで...。
拓也
ぜ、全然！！
拓也
でも、山本さん
拓也
舞香さんと付き合ってることを誰かに知られたら......。
舞香
実際は付き合ってないからいいんだよ。
舞香
付き合ってるって見せかけられれば、それでいい。
舞香
もし、なんか言ってくるやつがいたら、すぐ私に言って。
舞香
彼氏いないのダサって言うやつらを見返したいの。
拓也
でも、僕なんかじゃあ見返せないです......。
舞香
拓也くんは、かわいいよ。
舞香
顔も全然悪くないし、おどおどしてる感じがなんかかわいらしいよ。
舞香
しかも拓也くんの優しいところ、私知ってるよ。
拓也
ほ、ほんとですか...？
拓也
ってにやけちゃダメなんだ。
舞香
じゃあ早速明日からデートね。
拓也
えっ？！？！
舞香
私、遊園地に行きたい！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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