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夜の街、トー横。ホストに狂った女、手首を切り続ける人。 ダンスを踊りながら動画を撮る人、地べたで性行為をする人。 そんな人間たちで溢れかえっている。まるでまともな人は一人もいないようで。
自分がこの中で一番まともだと思うことで優越感に浸れる。 これ以上に気持ちがいいことはない。
椿
椿の花言葉、「罪を犯す女」。 それはきっと私を表す言葉だと思う。
どうしてこんな名前をつけられたかなんて興味がないし知りたいとも思わない。 誰がつけたのかも知らない。
椿
椿
夜の光に包まれながら、私は駆け出した。 周りの人間がどんな風に私を見ているかなんて知らない。 目をくり抜かれたのかと言うくらい、ここでは周りの人間のことなんか気にしなくいい。
椿
椿
ここは、私にとって夢の国だ。
椿
いつもの場所、いつもの階段。 いつものゴミ袋、いつもの…
“日常”の中の異物が入り込んでいることに私はすぐに気がついた。 それは私の心をかき乱すようだった。
薫
人だ。
椿
薫
椿
椿
薫
薫
椿
薫
薫
椿
薫
薫
猫
椿
薫
薫は椿に向かって腕を大きく振り上げた。 椿の真っ暗になる視界、硬直する目の周りの筋肉。
冷淡な薫の表情。
椿
椿
薫
薫
大きく振り上げた腕は椿の頬に強く触れることはなく、椿の頭の上に優しく置かれていた。 ぽん、と言う音までした気がする。
椿
薫
椿
欲望には正直であろう。
薫
椿
薫
椿
椿
椿
薫
薫
椿
薫
椿
薫
椿の目が潤う。それが何を意味しているかは、今これを読むあなたたちの想像に任せるけど。 小説家を目指していたなんて、初対面の人に話す内容ではなかったし話すつもりなんて少しもなかった。 でも、なんだか口から溢れてしまう本音。それが恐ろしくて。
あなたの真っ黒な目と表情に吸い込まれてしまいそうで。 でもそれは嫌じゃなかった、いっそこのまま…
薫
薫
椿
椿
それは突然のことだった。薫が何を考えていたかなんて全くわからない。 椿が理解できたのは近くにいる猫が白いと言うことと、彼女が本気でそれを言っていると言うこと。 あとは親から何度も電話が来ていると言うことだけだった。
椿
薫
薫
薫
薫
薫
椿
椿
薫
薫
薫
薫
椿
椿
薫を信じるか、このまま世の中の呪いによって縛られ生きていくのか。 逃げている間は生きている心地がしないだろう。その間はどのような感覚なのか? 死んでいるのだろうか、そもそもどこへ逃げるの?お金は一体どうするのだろうか。
椿の頭の中は疑問と焦りでいっぱいになった。 今ここで正しい選択をしなければならない。 ここで間違えれば、これからもずっと苦しんでいくだけなのは自分でもよくわかっているはずだ。
椿
薫
椿
薫
椿
薫
椿
椿
椿
椿
椿
薫
薫
この日の夜は信じられない寒くて、真っ暗な夜だったはずなのに。 あなたのそばにいるだけで私はすごく輝いた気がした。 真っ暗なあなたに照らされて、私は太陽になったみたいで____