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テラーノベル(Teller Novel)

佐野美波

( 壁当て

木兎

お ~ い!美波!

木兎

トス上げてくれよ!

佐野美波

え、いいんですか?

木兎

おう、赤葦が 「今は無理」っ
て言い張っててよ

佐野美波

そう、なんだね

佐野美波

私で良ければ幾らでも付き
合いますよ

木兎

サンキュ

キュッ キュキュッ!!

バァン!!

佐野美波

木兎さん

木兎

うぉし ッ!

闇路監督

( 技術も赤葦に劣る事が無い
程の実力.... )

闇路監督

( 初見で見ても分かる抜群の
センス )

闇路監督

.... 恐ろしいな

佐野美波

.... あの

木兎

ん?

佐野美波

図々しいお願いが多くて
すみません

佐野美波

1度、速攻で入ってくれませ
んか....?

木兎

佐野美波

自分がどこまで出来るのか

佐野美波

今、試してみたいんです

木兎

....おう!分かった!

木兎

あと

佐野美波

木兎

遠慮しなくていいからな

赤葦

はぁ

赤葦

( さっきのは気のせい )

赤葦

( 忘れろ、顔に出すな )

赤葦

....

赤葦

よし

木兎

美波、行くぞ!

佐野美波

お願いします

木兎

キュッ ( 跳

佐野美波

( スイングの位置、角度、速
さ )

佐野美波

ここ

バンッ!!

赤葦

....ぇ

闇路監督

!?

部員

!?

木兎

~ ッ!!

木兎

へいへいへいへーい!

木兎

決まったぜー!

木兎

バッ ( 手を出す

佐野美波

あ、えと

佐野美波

ペチッ ( ハイタッチ

闇路監督

おいおいおいおい ....

闇路監督

速攻まで出来んのかよ ( 苦笑

赤葦

....

赤葦

( 才能 、だ )

赤葦

( 美波さんは影山や宮侑のよ
うな才能を.... )

木葉

赤葦

赤葦

あ、はい

木葉

大丈夫か?顔が死んでるぞ

赤葦

....大丈夫です、少し驚いてし
まって ( 笑

木葉

まぁ、俺も結構ビビった

木葉

あんま無理すんなよ

赤葦

はい

穴掘

あの赤葦さん

赤葦

ん?

穴掘

今、校門で音駒の主将が来
ているらしいです

穴掘

赤葦さんを呼んでくれって

赤葦

....分かった、すぐ行くよ

黒尾

よぉ、赤葦クン

赤葦

何の用です?わざわざ梟谷
まで来るなんて....、

黒尾

あ ~ 、まぁ用事があってさ

赤葦

黒尾

単刀直入だけど

黒尾

そっちに美波って子いる?

赤葦

.... ぇ?

黒尾

いるんだな

赤葦

....美波さんとは友達ですか?

黒尾

いや、マネージャー

赤葦

は?

黒尾

美波は音駒のマネージャー

黒尾

.... ちょっと失礼

赤葦

あ、勝手に入らないで下さ
い....!

ガララララ ....

黒尾

失礼します

赤葦

待って下さい、黒尾さん

木兎

あれ、黒尾じゃん!!

佐野美波

黒尾

....見っけ

佐野美波

....( 逃

ガシッ

黒尾

どこに行こうとしてるんだ

黒尾

ねぇ、美波?

佐野美波

....

𝙉𝙚𝙭𝙩 .

バレーという青春を愛した

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