𝐹𝑎𝑙𝑙 𝑖𝑛 𝑙𝑜𝑣𝑒

感情表現の苦手なひうが演劇部?!

信じられない…((

私たちの通う大学は 演劇部に力を入れているという 噂を聞いたことがある.

もしこのままひうが演劇部に入ったら 私はひうと関わる機会が 減るかもしれない…(？)

ひうから差し出された紙を見ると しっかり｢部活申請書｣と書かれていた.

私が入部するだろと思って 用意してきたってこと?!

ひうからの私の印象どうなってるの…((

ひうからの圧に勝てなかった私.

急遽,演劇部に入部することに なったけど…

よく考えれば ひうと一緒にいれるって事だよね？

そんな安易な考えが 甘かったのかもしれない.

私の事なんて気にする様子もなさそうに ひうは勉強をしている.

そんなひうを見て

｢きっと大丈夫だよね｣

と,私は心の中で呟いたのだった.

ｰ翌日ｰ

ひうと一緒に職員室に来た私たち.

もちろん目的は ｢部活申請書｣の提出のため.

結局演劇部に入部することにした私.

この紙を先生に提出すれば 私の人生が変わることになる(？)

私がいろいろと考え事をしている間に ひうが先生を呼んでいたみたい.

顧問の先生らしき人は 私を見て微笑んでいる.

先生は私たちに少し会釈をして 職員室の中へと戻って行った.

心の中で自分自身に喝を入れ 私はひうと一緒に下校したのだった.

𝑇𝑜 𝑏𝑒 𝑐𝑜𝑛𝑡𝑖𝑛𝑢𝑒𝑑..