瓶に入ったカプセルを2つだし、口の中に放り込む。
コップの水を飲み干し、溜息をついてベットに倒れる。
太宰
太宰
森さんにヒートが始まったら一日で3回飲むようにと云われた。
何時もなら朝飲んで十分で効き始めるのに
体の火照りと、動悸、倦怠感と、ヒート特有のぞわぞわする感じが全く収まらない。
太宰
太宰
中也は純血のα。対して私は純血のΩ。
相性がいいのか、悪いのか。
太宰
太宰
考えるだけで吐き気がする。
否、そんな事考えたくもない。
太宰
心の中でそう願った時チャイムが鳴った。
中也
声の主は中也。どうせ僕が遅いと云って迎えに来たのだろうが、今入られては困る。
僕がヒートだと勘付かれずに中也を取っ払わなければ行けない。
すぅ。とっ息を吸い玄関に向かってこう叫ぶ。
太宰
太宰
中也は納得したのかさっさと来いよ的な文句を行って立ち去った。
筈…
ピッキングで鍵を抉じ開けられ入られた。
太宰
中也
中也
にやりと不敵の笑みを浮かべ楽しそうに語る。
太宰
中也
中也
中也
太宰
何でってそんなの嫌がらせに決まってる。当たり前のように彼はそう云った。
そして僕の布団に乗り上げて…
僕の肌をつう…っと指でなぞる。
太宰
敏感になった体は小刻みに震え目から小粒の泪が溢れる
太宰
太宰
中也
中也
中也
中也
中也
そう云って僕の口を塞いだ。
太宰
彼に口内を犯される。
中也はいいαの筈なのに…筈なのに…
矢っ張りどのαもΩのことは性欲処理の道具としか見ていないんだ。中也の行動でそう思ってしまった。
彼は今迄急なヒートも項を噛むのを我慢し、森さんの処まで薬を貰いに行ってくれるような人だったのに
何故…結局αはαなんだ。いいα何て…いない。
中也が口を離すと私の泪を指で拭い、申し訳無さそうな顔をした。
中也
中也
太宰
中也
中也
中也ははぁ…っと溜息をついて薬の入った瓶を取り出した。
中也
中也
中也
太宰
そう迫ると中也は顔を赤くして「仕方ねぇだろ」っと
太宰
中也
太宰
何時もなら反発する中也だが今回は本気で反省しているよう。大人しく「はい。」っと。
でも…中也に襲われた時怖いと思った。だけど不思議と厭という感情はなかった。
太宰
自分のその気持ちを慥かめる為、中也が水を持ってきたとき勢いよく抱きついた
中也
中也は僕の駄々漏れのフェロモンで苦しそうだ。
中也に抱きついたとき、中也の体温、中也の鼓動、中也の匂い、その全てに落ち着きを感じた。
そして私は無意識に…
太宰
うなじの当たりからぴりっと鋭い痛み。
僕たちは夜を共にした。
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
コメント
3件
いいなぁぁぁぁ!!(;゚;Д;゚;;)