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一部本家と文が異なっています ご了承ください
悪の王女を倒すべく
ついに人々は立ち上がる
烏合の彼らを率いるは
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赤き鎧の男剣士
つもりにつもったその怒り
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国全体を包み込んだ
長年の戦で疲れた
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兵士たちなど敵ではない
ついに王宮は囲まれて
mb家臣1
mb家臣2
家臣たちも逃げ出した
可愛く可憐な王女様
ついに捕らえられた
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悪の華
可憐に咲く
悲しげな彩りで
彼女のための楽園は
嗚呼
もろくもはかなく崩れてく
むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
頂点に君臨してた
齢十四の王女様
処刑の時間は午後三時
教会の鐘が鳴る時間
王女と呼ばれた人は
一人牢屋で何を思う
ついにその時はやってきて
終わりを告げる鐘が鳴る
民衆などには目もくれず
彼女はこういった
『あら、おやつの時間だわ』
悪の華
可憐に散る
鮮やかな彩りで
のちの人々はこう語る
嗚呼
彼女は正に悪ノ娘