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通学中

朱里

うーん・・・。

朱里は、ある事を考えていた。

朱里

(やっぱりあのゲーム(「大好きです。」)の世界だ。でも、何故私は、この世界に転生を?)

朱里は、しばらく考えた。

朱里

ここが、この世界の学校・・・。

朱里

「咲き乱れ中学校」。そして、中学を卒業したら、隣町の高校
「さいなか高校」。

朱里は、ブツブツと学校を語った。 その時、

周りの女子達

きゃーー!!

朱里の後ろから歓声が出た。

朱里

なんだろう?ちょっと見てみよう。

朱里は、女子達が集まってる所に向かった。

向かった先は・・・

朱里

!!
この人は!

そう、この学校一の美男子 大中 源喜 (おおなか もとき)だった。

周りの女子達

源喜くーん!、おはよー!

源喜は、女子達が挨拶しても・・・

源喜

うるさいな。
朝は機嫌が悪いんだから静かにしてくれ。

冷たく接する。

朱里

(源喜、やっぱりゲームと同じ性格だ。)

朱里は、少し驚きを感じた。 すると・・・

源喜

おい。そこの女、そこをどいてくれない?

源喜は、朱里に命令をするかのように言った。

朱里

はぁ?
何その言い方。

朱里は、源喜に睨み怒る。

朱里

「そこをどいてくれないかな?」って、優しく言いなさいよ。

源喜

何口答えしてんだよ。俺が、どうこう言うかは、勝手だろ?

朱里

ナニを〜!?

2人の喧嘩はどんどん エスカレートしていく。 その時、

???

ちょっと源喜!
もう、そこら辺にしなよ。

源喜の名を呼んだのは、 この学校のチャラ男にして、生徒会長 阪宮 悠樹 (さかみや はるき)だった。

源喜

悠樹!

悠樹

もぉー、源喜はすぐ怒るんだから。

源喜

チッ。
わーたよ、先に行け。
でも女、次会ったら容赦ねぇからな。

源喜は、そう言って悠樹と学校に入って行った。

周りの女子は・・・

周りの女子達

あの子、源喜君に何刃向かってるの?

と、しばらく朱里を睨んだ。

朱里

(ここが、私の教室。)

朱里は、胸を引き締め教室に入った。

ガラッ。

朱里

おはよう。

クラスの皆が一瞬こっちを向いた。

朱里

(!!。なんだろう、
この威圧感・・・。)

すると、朱里の方に2人の女の子が来た。

朱里様!、おはようございます!

桃奈

朱里様、今日も綺麗なお肌ですね。

左の子が 青木 花(あおき はな) 右の子が 西洋 桃奈 (せいよう ももな)

2人は、よく朱里の後ろについてくる、いわゆる、朱里の護衛的な。

朱里様、何かお困りですか?

朱里

ええ。
少し、聞いてもよろしいかな?

いつでも聞いてください!!
私たちは、朱里様の護衛みたいなものなので。

花は、自信満々に言った。

朱里

じゃあ、1つ
私の、席はどこですか?

桃奈・花

え?

2人は、息合わせたかのように驚いた。

桃奈

朱里様、もしかして記憶喪失なんで
しょうか?

変に思ったのか、少し焦ってる。

朱里

違うよ、ちょっと最近物忘れとかが多くて・・・。

朱里は、上手く誤魔化し苦笑いした。

そうなんですね。
えっと、朱里様の席は〜・・・。
・・・あっ、ありました!

花は、窓側の席の方を指した。

朱里

ありがとう。
2人とも。

朱里は、2人の頭を撫でた。

桃奈・花

はわわわ〜っ!

2人は、顔を真っ赤にした。

お昼休み 朱里は、屋上に行った。

朱里

へー。ここが屋上かー。なんか、ワクワクするなー。

屋上には、椅子があったので そこで、お弁当を開き、ご飯を食べる。 その時、

???

よぉ。
さっきぶりだったな・・・。

朱里を睨んで来たのは

朱里

アンタ!さっきの!

源喜

言ったよな。
次会ったら容赦はねぇって。

朱里

だから何よ。

源喜

そこ、俺の席。どいて。

朱里

何でよ。
いいじゃない。誰がどこに座っても勝手よ。

源喜

なんだと〜!?

源喜は、とうとう怒りが来て 朱里の胸ぐらを掴んだ。

朱里

っ!!

源喜

さっきから、調子こくなよ!
何、上から目線なんだ。俺に逆らうきか!?

朱里

だからって!!
そんな酷いことしないでよ!!
貴方はいつも一匹狼で、友達もろくにいない!けど、いつもそばにいる子がいるじゃない!!

源喜

!!

その時、源喜に変化が起きた。

それは、 6年前の事だった。

源喜の母

源喜。
勉強したの?

少年時代の 源喜

うん。したよ。

源喜の母

偉いじゃない。

俺の母は、厳しく。 あまり友達と、遊べてなかった。

源喜の母

この調子で頑張ってね。源喜。

母は、調子のいい時だけ俺を よく褒めてた。

少年時代の 源喜

うん。

だが、俺の点数が低かったら

源喜の母

源喜!何なのこの点数!?。

少年時代の 源喜

ごめんなさい・・・。

源喜の母

今日の、夜ご飯抜きです。
源喜、今すぐこのテスト用事を持って反省し勉強しなさい!

母は、酷い人だった。

少年時代の 源喜

ぐすんっ・・・、ぐすんっ。

俺は、母に怒られるたんびに自分の部屋で泣いた。

その時

少年時代の 源喜

悠樹だ・・・!

俺は、すぐスマホに手に持って 悠樹とメールをとった。

悠樹

もとき〜、元気ー?

源喜

ちょっと・・・、ね。

悠樹

どうしたんだ?
また、かぁちゃんに怒られたのか!?

源喜

うん。

悠樹

大丈夫か?💦

源喜

まぁね・・・。大丈夫だよ。

悠樹

あまり、ストレスとか溜めないでね、人はその内、心と体がボロボロになって暴走してしまうから、
気おつけてね。

源喜

うん。心配してくれてありがとう。

悠樹

お困りがあったらいつでも駆けつけます!

源喜

ありがとう!悠樹!

悠樹

じゃあまたねー👋

源喜

うん!またねー。

少年時代の 源喜

悠樹、ありがとう。

心を許してたのは親でもなく、先生でもなく、悠樹だった。

俺は、スマホをギュッ手に持ち胸に当てた。

源喜は、朱里を離した。

朱里

いたっ

朱里は、思った。

朱里

(いきなり離してどうしたんだろ。)

そう思った時、朱里の顔に一粒の涙が上から出てきた。

朱里

(えっ?泣いてる?
ここで!?)

源喜が、次々と涙を流し うずくまった。

朱里

(やっばり、親が厳しい家庭だからもう耐えられなかったのかな・・・。)

そう思った瞬間、源喜は涙を 流したまま、立ち上がった。

源喜

俺、間違ってたかもしれない。(小声)

朱里

え?

源喜

俺、ここから飛び降りる。

朱里

!?

源喜

短ぇ間だけど、じゃあな。

朱里

ちょっと待ってよ!
なんでいきなりそうなる訳!?

源喜

いいじゃねぇか!
俺の勝手だろ!?

朱里

それは違うよ!
君は間違ってるよ!
よく考えようよ!

源喜

うるさい!!

朱里

!!

源喜の、怒鳴り声が学校中に響くかのように叫んだ。

朱里

じゃあ朝、君の横にいた子は!?
その子を置いていくの!?

源喜

!?・・・。
あいつは・・・。

源喜は、静かになった。

朱里

あの子(悠樹)はきっと、君がここで飛び降りたら、悲しむよ!

源喜

ふんっ。あいつは、俺がいなくなっても、また新しい友達を作るさ。

源喜は、呆れたかのように言った。

朱里

違う!

源喜

!!

朱里

あの子は、外見チャラそうけど。
君がもし、飛び降りたら、ずっと悲しむよ。これからもずっと!

源喜

!!。

源喜は、思った。

源喜

(悠樹が、これから先も泣く・・・?)

源喜は、驚いた顔してそのまま 立ち止まった。

少年時代の 源喜

(遊びたいなー。
でも、友達いない。)

そう思った時、

???

ねぇねぇ、君。
一緒に遊ばない?

俺を遊びに誘ったのは 悠樹だった。

少年時代 悠樹

何して遊びたい?
サッカー?野球?

少年時代の 源喜

ちょっと待ってよ!
そんないっぺんに言われても
困るよ・・・!

少年時代 悠樹

じゃあ、君は何したい?

悠樹は、とにかくグイグイ来る子だった。

少年時代の 源喜

じゃあ、かけっこしよう。

少年時代 悠樹

いいね!、どっちが早いか競走だよ!

少年時代の 源喜

負けないぞー!

俺達は、楽しかった。

4時

少年時代の 源喜

じゃあ、僕帰るね。

少年時代 悠樹

じゃあなー。また遊ぼうねー!

少年時代の 源喜

うん!

源喜

そうだ。
俺は、大切なものを失ってたかもしれない。

源喜

ごめんな。
迷惑かけちまって。

朱里

ううん、大丈夫よ。

朱里は、ニコッと笑った。

源喜

そういえば、お前名前は?

朱里

私の名前は
東坂 朱里。

源喜

俺は
大中 源喜だ。

キーンコーンカーンコーン

朱里

あぁ!!。もう授業始まっちゃう!!

源喜

急げ!、授業遅れるぞ!

朱里

誰のせいで遅れたと思ってんのよーー!

転生したら、恋愛ゲーム「大好きです。」のヒロインのライバルになっちゃった!?

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