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nk視点

最近、先生が来ない 忙しいのだろうか

nk

今頃何してるのかなぁ…

nk

こういう時に限って
力も使えないし

nk

はぁー…
つまんないなぁ

nk

アイツらに、俺が
全部打ち明けられてたら
何か変わったのかな…

回想

br

ねぇねぇ、なかむー

nk

ん、なに?

br

飽きたぁぁぁ

shk

何が?

br

ここでの生活ーー!

nk

それはそうだけど
無理よ?

nk

諦めなさい、ぶるーく君

br

いやだぁぁぁ

shk

引っ越したの最近だろ

br

いやいや、しゃーくん

br

路地から路地に
移り住むことを

br

引っ越しとは
言わないんだよ?

nk

でもいいじゃん
前のところよりマシだよ

br

そうだけど!!違う!
普通の家に住みたいの!!

nk

でも、
アパートに住んでた頃も
そんなこと言ってたろ

nk

じゃあどこ住んだって一緒

br

この際、なんでもいい
ボロアパートでもいいから

br

せめて、
屋根があるところに!!

shk

それができてたら
こんな事、
最初からしてねぇよ

nk

はい、
しゃけの言う通りです

nk

ぶるーく君
大人になりましょうね

nk

もう15歳ですよ?

br

15歳は子供ですぅ
世の子供達は中学生ですぅ

nk

はぁ、もうしょうがないな

nk

この辺りでもうちょい
良いとこないか、

nk

探してみるよ

br

わーーい

こんな感じで、俺らは 限界路地裏生活してた

俺らは普通の子供ではいられなかった だけど これはこれで結構楽しかった もう何も望まないから ただ、こんな日々が続けばいいと そんな甘い考えで…

でも、そんなある日

nk

しゃけ、ありがと

nk

物件探し手伝ってくれて

shk

いや、いいよ

shk

俺もあの路地は
ちょっと、まぁ…
って感じだったし

nk

あぁ、しゃけも
ぶるーく側だったんだw

shk

まぁ、贅沢言えないのは
分かってたから

shk

わざわざ言うことでもない
と思って

nk

えー、
しゃけの我儘なら
全然聞くのに

shk

ぶるーくは?

nk

ぶるーくは、もう
わがまま大魔王だから

shk

たしかにw

nk

あ、こことかどう?

shk

あー、
いいんじゃないっすか

nk

中、調べてみるかー

何気なく、横を向いた しゃけの方に顔を向けようと思って

shk

…どうした?

nk

…ッ

横を向いた瞬間 俺は、その場から動けなくなった

しゃけのいる方向から 3人組がこっちの方に歩いてくる それが、妙に目に留まる …相手は こちらに気づいていないようだ

nk

…あの人達…

shk

…?
あの3人組がどうした?

頭の中を 全く"見覚えのない"記憶が 駆け巡る

shk

しゃけは、俺がフリーズした事を察し 俺の手を引いて誰もいない路地へ 連れて行ってくれた

それから数分後 俺は意識を取り戻した 正確には 体が思うように動くようになった

shk

…何があった

nk

あいつらだ…

nk

捕まえに来たんだ…

shk

…もうこんなところにまで
来てるのか

nk

いつもよりスパンが速い…

shk

…それで
力、使ったってことか

nk

うん…発動した…

shk

…なるべく早く
遠いところに逃げよう

shk

shk

…なぁ、なかむ

nk

…何?

shk

聞きづらくて、
今まで聞いてなかったん
だけどさ、

nk

…うん

shk

俺たちって、いつまで
これを続ければいいんだ

shk

一生、逃げて隠れて

shk

そうやって、
生きていかなきゃ
ならないのか…?

nk

…ごめん

咄嗟に出た言葉は謝罪の言葉だった

俺は、こんな日常が続けばいいと そう思ってた ずっと逃げなきゃいけないけど このままで、全然良い みんなと一緒にいれるなら何でもいいと

でも 仲間はそうは思っていなかったらしい

nk

ごめんね、しゃけ…

nk

俺が…俺が…

nk

ずっと勇気を出せなかった
ばっかりに…

shk

何の事だよ…

shk

俺らはこうするしか
なかったんだろ

shk

他に方法はないって…

nk

帰ろう、しゃけ

nk

ぶるーくが、待ってる、
から

shk

…あぁ

nk

俺はどこまでいっても意気地無しだ 信頼している仲間にさえ 真実を打ち明けることができないなんて

そのまま、拠点の路地に帰り着くまで ずっと、無言だった …居心地が悪い

br

あ、おかえりー

shk

ただいま

nk

…ただいま

br

大丈夫?
元気なさそーだけど?

br

もしかして、良さげな場所
見つかんなかった?

nk

ぶるーく、
また移動しなきゃ
いけなくなった

br

え、

br

何か、あったの?

shk

いたんだよ、あいつらが
近くに

br

そうなんだ

br

また移動かぁぁぁ

br

…だるいけど、
いつものことだし

br

…なかむ?

nk

ん?何?

br

なんか、大丈夫?

nk

大丈夫だよ

br

そう…

br

僕たちのこと、
頼っていいからね?

br

いつでも、頼りにしてよ?

nk

…そう、だね

nk

あのさ、

br

うん

nk

俺の力の事は…知ってるね?

br

たぶん、大体は?

shk

俺も、
詳しくは聞いた事ないかも

nk

えっとね、

nk

自分の身に危険が迫ると
その後、自分の身に
起こることが、未来が、
視えるっていう…

nk

そういう力で

nk

俺は…
危険を感じやすい体質
だから…

nk

ちょっとの危機でも
視えちゃうんだけど…

shk

その、未来視てる間は、
体動かなくなるんでしょ?

nk

そう、それが弱点

nk

だから、さっきも
あいつらの姿を視認した
だけで固まっちゃったし

br

へぇー
そんな感じなんだ

br

え、未来ってさ、
どれくらい視えるの?

nk

察知した危険に関する
未来の記憶を
視れるっていう感じ、かな

br

あー、なるほど

br

限定的だけど
視える幅は結構広いんだ

nk

…そう

nk

で、さ

nk

俺が、さっき視た記憶
っていうのが…

nk

研究所みたいな建物に
閉じ込められてる記憶、で

br

…え?

br

僕ら、捕まっちゃった
ってこと?

shk

なかむが、視た記憶って

shk

絶対その通りに
なるんだよね

shk

じゃあ、詰んでるじゃん
俺ら

nk

そうなんだよ…

nk

でも、大丈夫だから

br

大丈夫なの?

nk

うん

br

なんで大丈夫って
言い切れるのって…
聞くのは野暮だよね

nk

…言えない、かな

shk

なかむさ、絶対俺たちに
隠してることあるよな

nk

…うん

nk

ごめんね、ごめんね
しゃけも…ぶるーくも…

nk

ごめんね…

nk

nk

仮に真実を伝えていた
として

nk

それが必ず良い方向に
行くとも限らなかった

nk

未来には、従わないと
いけないんだ

nk

俺は…

nk

nk

しゃけに会いたいなぁ…

nk

ぶるーくも…

nk

俺は、どうすれば
良かったんだろうな…
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