優
おい
響也
どうした?
優
どうしたじゃねぇよ
優
おまえ
優
優
どうして圭人の事、言ったんだ?
響也
は?
響也
何がー?
優
とぼけるなよ
優
今日、圭人の奴見ただろ
響也
あぁ、机にめっちゃ落書きされた奴?
優
それ以外何があんだよ
響也
それがどうしたんだよ
優
お前がやったんだろ
優
それか、クラスの奴に言っただろ
響也
なんで?
響也
俺が犯人みたいに言うわけ?証拠は?
優
俺は圭人のことを相談したのは由美とお前だけだ
優
それと本人だけ
優
由美はぜってぇ圭人を悪く言わねぇ
響也
小柳かもしれねぇじゃん
優
由美は違うって言ってたし、あれを圭人と片付けた
優
由美じゃねぇ
響也
自作自演とか
優
圭人も由美もそんな最低なことしねぇよ
優
だとするもお前だけなんだよ
優
響也
響也
だから?
優
は?
響也
だから何?俺だとして何を得ようとしてんの?
優
どういう事だよ
響也
俺が言ってたとしても、もうクラスには広まってあいつはもうホモというレッテルが貼られた
響也
もう俺が原因とかどうでもよくね?
響也
もうあいつはクラスでは浮いた存在。除け者。それが問題だろ?
優
お前、よくそんな事しゃあしゃあと言えんな
響也
俺じゃねぇから
優
嘘だ
響也
ご想像に、お任せするわ
優
お前を信用したのが馬鹿だった
響也
そうだな
響也
俺を信用したお前が悪いんだ
響也
むやみやたらに誰彼構わずに大切な人間の話をするから悪い
優
はぁ?
優
お前の事友達だと思ってた俺が馬鹿だったのかよ
優
あぁ、わかった
優
悪かったな
優
もうお前とは関わんねぇよ
優が退室しました
響也
お前が悪いよ
響也
まぁ、圭人も悪いな
響也
でもこうするしか
響也
俺には余地がなかったんだよ