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夜火
オリジナルストーリー
清菜
眠れない君と
夜を一緒に
夜を一緒に
夜火
どうぞごゆっくり
清菜
おくつろぎください
清菜
はぁ………
僕は、夜が嫌いだ。 どうせ眠れない、うんざりだ。 嗚呼、早く夜が明けてくれたら いいのに…
ｺﾝｺﾝ
清菜
…はい、
夜火
清菜、起きてる？
清菜
返事したから
起きてるでしょ
起きてるでしょ
夜火
そうだよね、ごめんね
夜遅くに。
夜遅くに。
清菜
大丈夫。
それより何のよう？
それより何のよう？
夜火
一緒に寝てもいい？
清菜
お姉ちゃんが？
僕と？
僕と？
夜火
いいでしょ？
女の子同士なんだし
女の子同士なんだし
清菜
いい…けど、
夜火
ありがとう、
夜火
ねぇ、清菜。
清菜
何？
夜火
夜、寝れないの、
お母さん達が、
お母さん達が、
〇んじゃったせい？
清菜
気づいてたの？
夜火
お姉ちゃんに、嘘は
通用しないよ？
通用しないよ？
夜火
目の下に隈があること、
お昼は、少しだけ、
眠れること、全部。
お昼は、少しだけ、
眠れること、全部。
清菜
………
夜火
お母さん達が
〇んじゃったのは、
清菜のせいじゃない
〇んじゃったのは、
清菜のせいじゃない
夜火
車を運転してた
ドライバーが、
飲酒運転して、起きた
ドライバーが、
飲酒運転して、起きた
清菜
分かってるよ、でも
思い出す。
思い出す。
清菜
僕が、もう少し、
先にいたら、ｸﾞｽｯ
お母さん達は…
先にいたら、ｸﾞｽｯ
お母さん達は…
夜火
大丈夫。お母さん達は
怒ってなんかないよ。
怒ってなんかないよ。
夜火
ね？
清菜
ｸﾞｽｯ分かんない
じゃん。もう
じゃん。もう
夜火
分かるよ、だって、
お母さん達、清菜のこと 大好きだから。
清菜
え…
夜火
だから大丈夫。
夜火
嫌いになんて、
なってないよ。
なってないよ。
夜火
お母さん達、夢で
教えてくれるから
教えてくれるから
清菜
うん…
夜火
おやすみ、清菜。
清菜
おやすみ、
お姉ちゃん。
ありがとう…
お姉ちゃん。
ありがとう…
今日は…眠れるかな…？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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