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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

今回は、前回の場面の明星編です!

では、どーぞ!

兄ちゃん...大丈夫かな?

いや、大丈夫じゃないんだけどさ

蘭さんと竜胆さんが止めてくれたかな?

もし、間に合わなかったら

兄ちゃんは、

私の前から消えちゃう

他の誰のせいでもない

私のせいだ

兄ちゃんが死ぬ理由は、多分私が関係してる

考えたくないけど

もしかしたら、前から限界は来てたのかもしれない

とにかく、兄ちゃんが死ななければいい

私の前から消えなければいい

自己中だけど

やっぱり、兄ちゃんにはいなくなって欲しくないから

私の前からも

この世からも

コンコン

蘭ちゃん

入るぞ

明星

はい

明星

あの、兄ちゃんはっ

蘭ちゃん

、、

明星

蘭さん?

蘭ちゃん

...ごめん

竜胆

間に合わなかった

明星

は、?

明星

嘘、ですよね?笑

蘭ちゃん

嘘じゃない

明星

いや、冗談やめてくださいよ

明星

兄ちゃんが死ぬわけないでしょ?

竜胆

明星...

明星

兄ちゃんは?どこですか?

蘭ちゃん

っ、

蘭ちゃん

交通事故で死んだ

蘭ちゃん

自殺じゃなくて

蘭ちゃん

居眠り運転の車に轢かれた

明星

は....、?蘭さんなら止めれたはずでしょ?

竜胆

今回のことは、不慮の事故だ

竜胆

俺の兄ちゃんを責めるな

明星

いや、だって...

竜胆

悪いのは運転手だろ、?

竜胆

俺の兄ちゃんを責めるのは違う

明星

......

明星

やっぱり、私のせいですかね笑

明星

兄ちゃんが、もう最後って言って

明星

私に愛想尽かして

明星

だから、病院出て

明星

轢かれた、笑

明星

私のせいだ

蘭ちゃん

明星

明星

なんですか?

蘭ちゃん

あんまり自分を責めるなよ

明星

だって事実、

竜胆

俺から離れても精一杯自分の好きなことやりまくって人生楽しめよ!

明星

へ、?

竜胆

お前の兄貴の遺言だ

明星

なん、で?そんなこと

竜胆

お前のこと愛してるからに決まってんだろ

竜胆

だから、翔斗の遺言どうり、自由に楽しめよ

竜胆

俺が言えることじゃねーけど

明星

........すよ

蘭ちゃん

明星

無理ですよ!そんなの!

明星

兄ちゃんは最後まで、命が尽きるまで私のこと考えてたんですか?

明星

自分が生きるのを諦めて?

蘭ちゃん

生きようとしてたし、お前のことも考えてた

蘭ちゃん

でも、身体の怪我が酷すぎて

蘭ちゃん

絶命した

明星

なんで、なんで、

明星

兄ちゃんだけが、いっつも苦しむんですか、?

明星

私、いらない人間なのに

竜胆

やめろ

竜胆

それ以上言うんじゃねぇ

明星

、、ごめんなさい

明星

でも、

蘭ちゃん

ん?

明星

私、死んでも良いですか?

蘭ちゃん

は....?

明星

兄ちゃんいないと生きてる意味も価値もないんで

明星

あと、お金使わせちゃうし

蘭ちゃん

ダメだ

蘭ちゃん

死ぬな

明星

嫌です

竜胆

明星、お前が死んだら天国にいる翔斗はどう思うんだ?

明星

....分かんないです

竜胆

もし、自分を追いかけて来たと分かったら?

明星

....それが私の立場だったら、ってことですか?

竜胆

そゆこと

明星

追いかけてきたなら、自分の存在自体無くして、忘れて生きてて欲しかったって思います。

竜胆

だから、翔斗も同じ気持ちなんだよ

明星

まあ、そうですね

竜胆

死ぬなよ、絶対

明星

分かりました

蘭ちゃん

死のうとしたら、マジで怒るからな

明星

はい

竜胆

(兄ちゃん、監視つけるよね?

蘭ちゃん

(当たり前だろ

蘭ちゃん

(つか、俺ら演技上手くね?
天才俳優なれるぜ

竜胆

(確かに

蘭ちゃん

(今日は俺が監視する

竜胆

(分かった、明日は俺な?

蘭ちゃん

(おう

蘭ちゃん

明星、晩飯持ってくっから待ってろ

明星

はい

竜胆

(なんか、明星が機械みてぇだな)

明星

(何か今夜で死ねる方法ないかな?)

明星

本当に、兄ちゃんが死んだんだったら、私、居場所ないですね

明星

兄ちゃんが私を守ってくれてたから、ツケが回って来たのかなぁ笑

竜胆

明星

明星

なんですか?

竜胆

大学生になるまでお前は梵天で育てることになった

竜胆

だから、生活とかお金の事とか心配すんなよ

明星

....でも、兄ちゃんみたいに働けないですよ?

竜胆

働かなくていい

竜胆

でも、絶対に死ぬな

竜胆

それが条件だ

明星

ん〜、今死ぬのと、死なないで生活するのどっちも同じじゃないですか?

竜胆

は、?

明星

だって、今死んだとして私には何も残らない

明星

生きる選択をしたとして、ロボットみたいな状態で生き続ける

明星

ね?一緒でしょ?

竜胆

一緒じゃねぇよ

竜胆

お前は、人間らしい感情も表情も持ってんだろ

明星

、確かに

竜胆

立ち直れとは言わねぇけどよ、前向きに考えたって良いんじゃねーの?

竜胆

ずっと立ち止まっててもなんも変化ねぇしな

明星

....そうですね

明星

なら、私が『無意識』に死のうとしたら、止めてください

竜胆

は、?無意識?

明星

誰にも言わないでいたんですけど、無意識に死んじゃおうってなることあるんですよね笑

明星

この前の自殺未遂も同じです

竜胆

...ッ

明星

なんか死にたいって思って、死のうとして、失敗した

明星

いつもなら兄ちゃんが気づいて止めてくれるんですけど

明星

兄ちゃんが近くにいなくて、止められる人もいなかったんで

明星

死にかけました笑

明星

まぁ、全部全部自分のせいなんで、何も言えないんですけど

竜胆

お前、怖くなかったのかよ?

明星

え?

竜胆

だって、ただでさえ死ぬのは怖いのに無意識って...めっちゃ怖くね?

明星

いや、前の家でも存在価値なかったんで

竜胆

は?

竜胆

前の家って、翔斗の家じゃなくて?

明星

はい。養子になる前の家です。

竜胆

お前もお前で悩んでたんだな

蘭ちゃん

持ってきた

蘭ちゃん

食えそうか?

明星

あ、はい、ありがとうございます

蘭ちゃん

明星

竜胆さん。さっきの話は口外ナシで

竜胆

わかった

蘭ちゃん

竜胆?何の話だ?

竜胆

いや、翔斗の話してた

蘭ちゃん

あー

蘭ちゃん

そゆことね

蘭ちゃん

(納得いかねぇ)

竜胆

まあ、俺は拠点に戻るわ

竜胆

じゃーな

明星

さよなら

蘭ちゃん

おう、竜胆俺の資料よろしくな

竜胆

ダル...

蘭ちゃん

いーからお願い

竜胆

分かった

兄ちゃんがいなくなったとか信じられない

けど、消えた実感無いな

兄ちゃん、天国で元気かな?

私の事恨んでるかな?

嫌ってるかな?

それとも、まだ好きでいてくれてるかな....?

死んでからのことなんてよく分からない

でも、もし兄ちゃんが生まれ変わってるなら

平和で平凡で幸せな人生を歩んで欲しいな

さっきまで、死のうって思ってたけど

兄ちゃんの遺言を無視して死ぬのは違うと思ったから

それに、兄ちゃんみたいに人を守れる強い人になりたいって思ったから

私は、私なりの道を見つけて頑張ろうかなってちょっと思った

まだ、前向きになんて考えられないし

一生この事は引きずると思うけど

兄ちゃんの遺言の意味をこれから考えようかな

いつ死んでも良いように

準備だけはしておこう

今回のお話はこれで終了!

めっちゃ久しぶりだから、抜けてたりおかしいところあるかもだけど読んでくれてありがとうございました!

明星と翔斗がどんな子に育っていくのかとか、どこで再会するのかを書くことも視野にいれてるんだけど

書いて欲しい人いるかな?

いたらコメントで教えて欲しいです!

んじゃ!バイバイ!

この作品はいかがでしたか?

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あんた天才やわ

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