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ココロコウセイ学園

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ココロコウセイ学園

19 - それぞれの道(あずは、優希、恵瑠) 【END】

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2025年03月27日

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学校近くのファミレス

あずはの友達A

あずは…おい〜聞いてる?

中野上 あずは(なかのうえ あずは)

(あれ…ここはファミレス…。)

あずはの友達B

………。

あずはの友達A

ていうかBさ〜、、昨日最後怒って帰ったよね?なんで?…それに、私誘ってないのにファミレスにのこのことついて来てなんか居るし…。なんなの?

あずはの友達A

あずはもなんか言ってよ。さっきからぼーっとしてるしさ。

あずはの友達B

……私、あずはに誘われたから。それに2人に言いたいことがあって今日は来たの。まずは…昨日怒って帰ってごめんね。前から思ってたんだけど、2人って本当に馬鹿だよね。迷惑行為して怒られて…恥ずかしくないの?

あずはの友達B

私の弟だって人に迷惑をかける行動はダメだって分かるんだよ…?………2人には捕まってほしくないよ。

あずはの友達A

やっと言えたんだね。言いたいことがあるなら早く言えば良かったのに…それか私らのことなんか放っておいておけばいいのに…。本当にイライラする。

あずはの友達B

放っておけないよ……友達だから、、。

あずはの友達A

もういいよ…あずは行こ?こいつはもう私らの友達じゃないし、ついて来んな。

Aが私の腕を引っ張って席を立ったとき、私は掴まれた腕を振り解いた。

あずはの友達A

あずは…?

中野上 あずは(なかのうえ あずは)

あずはもうやめたの!迷惑行為をして人を傷つける……そんなの誰も幸せじゃないし。迷惑行為をするより、これからは誰かの役に立ちたい…私が行かないよ。……B、今まで辛い思いさせてごめんね!

あずはの友達B

…あずは…良かった…良かったよ。

Aは無言でドスドスと足音を立て、その場を後にしてしまった。気持ちが届かない人には届かない…これはどうしようもないのかもしれない。

リビング

鈴鹿 優希(すずじか ゆうき)

(……言わなきゃ…!)

ボクは詐欺のことを父さんに話した。父さんは、僕の話を最後まで聞いてくれた。けれど…父さんが怒りが湧き出ていたのがボクでも分かった。

お父さん

お前を殴ってしまいたい………。

お父さん

だが、、話してくれてありがとう。勇気を出して話すというのは誰にでもできることじゃないからな。とりあえず…そうだな、警察に言おう。

お父さん

犯罪はしてしまったら前科がつく…それは消しゴムなどで消せるものでは無い。…いいか?今後どう生きるかはお前が自分で考えなさい。

鈴鹿 優希(すずじか ゆうき)

はい…。

鈴鹿 優希(すずじか ゆうき)

(ボクは…もうしない。人を欺く行為は、誰も嬉しくないからね。)

屋上

福原 恵瑠(ふくはら める)

…!?ここは…屋上?

目を開けると私は屋上に居た。目の前には、マリアが居たのだ。

マリア・アンダーソン

急に呼び出してごめんね……メルに言われた通り、私日本語少し勉強してきたんだ。

マリア・アンダーソン

いやな気持ちになったと思うからあやまりたいの。

マリア・アンダーソン

ごめんね…ごめんね…ごめんね…ごめn…

私が止めないと恐らくマリアはずっと謝り続けるだろう。そんな姿に私も何だか申し訳なくなった。

福原 恵瑠(ふくはら める)

もういいって!

マリア・アンダーソン

ごめんね。

福原 恵瑠(ふくはら める)

謝るのやめて。気持ち分かったから…私もごめん、ごめんなさい。貴方を深く傷つけてしまった…謝るのは私だけなのに。

マリア・アンダーソン

ううん、ごめんね!ごめんね!

福原 恵瑠(ふくはら める)

だから、謝るやめてよ。謝ればいいと思ってる?それより、日本語まだまだだと思うから教えてあげる。いいかな……?

マリア・アンダーソン

本当…?わーい!わーい!ありがとう、メル!

私はマリアに強くハグをされてしまった。マリアの力は強くて、首が締まりそうになった。

福原 恵瑠(ふくはら める)

(私はもう誰も傷つけたくない…もう変わるよ。)

さくの部屋

西園 さく(にしぞの さく)

「ココロコウセイ学園」…検索っと。…案の定、出てくるわけないよなぁ。あの森と学校も探したけど、無くなってたしなぁ。

西園 さく(にしぞの さく)

あいつらどうしてんのかなぁ。チャアリー先生は元気か…?……もう会えないし、、分からない。

西園 さく(にしぞの さく)

どこの学校かも、どこに住んでるかも分からない奴らと同じ学舎で過ごしたことがあるんだ……なんか不思議だよな。

西園 さく(にしぞの さく)

貴方の授業は一生忘れません…チャアリー先生。

プルルルッと電話が鳴った。電話の相手は新しくできた友達だった。

END

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