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コメント
5件
それなです、w
元ネタの人作んのうま過ぎわろた
一応言うと、私は他の方が作ったお話をコピーしたまでで、実際は林檎飴 という方が占いツクールに投稿していた小説です!
やっとえいじに触れることができたのに
つりめは全くもって気分が晴れなかった。
大好きなのに悲しい。
大好きなのに苦しい。
起こさないようにえいじから離れ、
誰も居ないであろう、台所に移動するなり
へたりと座り込んだ。
リビングから出る際
視界にふと入ったあどけない寝顔に
心が締め付けられた。
泣く事なんて滅多にないのに、
気づけば涙が滝のように零れていた。
拭っても拭っても止まらない。
❕
ぼやける視界に誰かが現れる。
落ちかけの明るい髪色に少し伸びた短髪。
紛れもなくそれはそらちぃの姿だった。
つりめ
いつからだっけ、
えいじに想いを寄せるようになったのは。
いつからだっけ、
隣にえいじが居る事が当たり前になったのは。
いつからだっけ、
2人で過ごす幸せを覚えたのは。
つりめ
そら
当たり前って何なんだろう。
幸せって何なんだろう。
つりめ
そら
子供のように泣き喚くつりめを
そらはただ抱き締めた、
強く強く抱き締めた。
つりめ
そら
つりめは泣きながらも弱い力で
涙で濡れるそらの肩を押し、必死に抵抗した。
つりめ
そら
そら
まだどこかに優しさは残っていて、
その優しさに涙が更に溢れ出した。
抵抗していたはずの両腕から
次第に力が抜けていく。
〝辛くなったらいつでも俺のとこに来い。″
この前聞いた、そらの言葉が脳裏に浮かんだ。