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もう、冬だ
道は凍っていた
凛
わぁ！道凍ってるよ！
大翔
そうだな！
凛
ツルツルするー
大翔
滑って転んで頭でも打ったら危ないぞ！
凛
はーい！分かってるけど楽しいんだもん！
と、その時
凛
えっ！？(ツルっ
凛
キャッ…
ドーン
大翔
凛！
俺は手を出したが間に合わなかった
凛
……
大翔
凛！
私は凍った道で頭を打って運悪く死んでしまった
それから私は無念のあまりに亡霊となっていた
凛
また、この季節…
凛
私が死んだ場所…
私は同じ形で誰かが死なないように
ここにいて転けそうになったら助けている
凛
今年もまた誰かを助けるとしよっか…
愛菜
奏太！道凍ってる！
奏太
ほんとだなー！
凛
私と同じ事をしてる…
愛菜
ツルツル〜
奏太
危ないよー、気をつけなよ
愛菜
うん！スケートみたいww
奏太
確かにww
愛菜
楽しいなー！
愛菜
奏太もどう？
奏太
俺はいいよ！
奏太
愛菜の喜んでる姿見てるだけで嬉しいから！
愛菜
えへへ
凛
私もそうだった…
凛
楽しい冬になるはずだったのに…
愛菜
キャッ…
奏太
愛菜！！
凛
まただ…
凛
仕方ないな…助けるか…
凛
えーと…よいしょ！
愛菜
あれ？痛くない(フワッ
奏太
お前一瞬浮かなかった？
愛菜
そんなことないって！
凛
やべっ！下においてあげないと…
ちょっとおしりが持ち上がって
浮いているように見えるため
凛はゆっくり下ろした
凛
これでOKだね！
愛菜
ほら！浮いてないじゃん！
奏太
ほんとだ！
愛菜
疲れてんじゃない？ww
奏太
そうかもなww
愛菜
帰ろっか！
奏太
おう！
凛
あの、カップル行ってしまった…
こうして、私は毎日人を助ける…
生きている人間を…
私のような人を出さないように…
皆には幸せに…なって欲しいから…
モブ
ーーーー！
モブ
ーーーーーーーー！！www
モブ
www
凛
また、来た…
凛
この人達ももしもの時には助けないとな…
凛
未来のために…幸せのために…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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