/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
ruka
最近寒いですねー…
ruka
そして眠い…((寝ろ
ruka
それではどうぞ！
桃井
やっぱり寒い…
LAN
大丈夫？
桃井
はい…
LAN
それで…さ、そのー…
桃井
あぁ…廊下の時のですよね、
LAN
…うん
桃井
…実は私、
桃井
”幽霊”なんです。
LAN
…え？
桃井
今は人間の姿をしているのであれなんですが、幽霊の姿になると…
桃井 (幽霊の時)
…こうなるんです
LAN
失礼かもしれないけど…見た目…すごい変わるね…
桃井 (幽霊の時)
でしょう？
LAN
すごいね！どんな幽霊？？
桃井 (幽霊の時)
えっとー…
LAN
ほら！あるじゃんなんか！トイレの花子さんとか！
桃井 (幽霊の時)
…七不思議ね…
LAN
え？七不思議と幽霊って同じじゃないの…？
桃井 (幽霊の時)
まぁ…そうですね
LAN
じゃあ…？
桃井 (幽霊の時)
…らんさんは、
桃井 (幽霊の時)
”図書室には呪われた本があって、それを読んだら死ぬ”
桃井 (幽霊の時)
という噂はご存じでしょうか…？
LAN
うん。なんか聞いたことある。
桃井 (幽霊の時)
その図書室の管理人、私なんです
LAN
…え、つ、つまり…？
桃井 (幽霊の時)
図書室の管理人。サクラ。
LAN
…！？
桃井 (幽霊の時)
…そんなに、驚きますか？
LAN
最近噂だったから…ほんとに…居るんだ…
桃井 (幽霊の時)
…はい、ですので私はいつも図書室にいます。
LAN
えっ…七不思議って…学校から出られないの…？
桃井 (幽霊の時)
…基本的には、この学校にいます。
ですが…頼めば一応出られるはずです。
消耗がすごいですけど…。
ですが…頼めば一応出られるはずです。
消耗がすごいですけど…。
LAN
そう、なんだ…寂しいって感じたりしないの？
桃井 (幽霊の時)
…しますよ。
LAN
…だよね、
桃井 (幽霊の時)
…ほかに、聞きたいことはありますか？
LAN
あ、あともう一ついいかな？
桃井 (幽霊の時)
？なんですか？
LAN
桜さんの他に…七不思議っている？
桃井 (幽霊の時)
…居ますよ。
LAN
！！
桃井 (幽霊の時)
さっき言った通り、トイレの花子さんや、音楽室のピアノ…
LAN
その人たちとは、喋らないの？
桃井 (幽霊の時)
…
桃井 (幽霊の時)
あまり、喋らないです
LAN
そうなんだ…
桃井 (幽霊の時)
そろそろ、下校の時刻よ。帰りなさい…？
LAN
あ、ほんとだ！やばい…じゃあ…明日ね…？
桃井 (幽霊の時)
はい。
LAN
…
桃井 (幽霊の時)
？どうしましたか？
LAN
明日も、来ていい？
桃井 (幽霊の時)
…いいですよ
LAN
ほんと！？やったぁ！
桃井 (幽霊の時)
ほら、早く帰らないと怒られますよ。
LAN
そ、そうだった…
LAN
じゃあね！
桃井 (幽霊の時)
はい。
桃井 (幽霊の時)
…ねぇ、いるんでしょ…？
桃井 (幽霊の時)
…リリィ。
リリィ
何の用？おこちゃまはここに来ても意味ないわよ
桃井 (幽霊の時)
…誰の事？
リリィ
君しかいないでしょ、他に誰というのよ
桃井 (幽霊の時)
君って言い方やめてくれる？名前ちゃんとあるから
リリィ
そうね、ごめんなさいねサクラ。
桃井 (幽霊の時)
…
リリィ
それより、何しに来たの？
桃井 (幽霊の時)
…外に出たい
リリィ
…はぁ、
桃井 (幽霊の時)
ダメなの…？お願い…
リリィ
サクラ。君はもうこの世界に存在してないの。
人間のように普通に生きれないって…前にも…
人間のように普通に生きれないって…前にも…
桃井 (幽霊の時)
わかってるの…私が死んだのは…私のせいだから…
もう…過去に戻れないくらい…
もう…過去に戻れないくらい…
リリィ
でも、突然ね。なんで？
桃井 (幽霊の時)
…外に出たいから。それ以外の理由がある？
リリィ
…ｗあるよｗ
桃井 (幽霊の時)
…？
リリィ
サクラ…もしかして好きな人でもできた？ｗ
桃井 (幽霊の時)
好きな…人…？
リリィ
なんかいつもより必死だからさ…ｗ
桃井 (幽霊の時)
いないよ、そんな人…
いたとしてもどうせ人間とは付き合えないんだし、
いたとしてもどうせ人間とは付き合えないんだし、
リリィ
もぉ～…いいじゃないそのくらい！
幽霊と恋人…なんてロマンティック…♡
幽霊と恋人…なんてロマンティック…♡
桃井 (幽霊の時)
変な妄想やめてくれる？
リリィ
ごめんごめんｗ
桃井 (幽霊の時)
…で、いいの…？
リリィ
可愛い後輩のためだ。いいぞよ。存分とその彼氏とラブラブしてこい。
桃井 (幽霊の時)
だから彼氏じゃないって
リリィ
いつか紹介してね☆
桃井 (幽霊の時)
だから…！
リリィ
じゃあはい！そこに立って！
桃井 (幽霊の時)
話聞いてよ…
リリィ
早くー、ほら、外に行かせないよ
桃井 (幽霊の時)
はい…
そして私は、立ってと言われたところに立った。
リリィ
ﾌﾜｯ…
桃井 (幽霊の時)
…
リリィ
はいっ！
桃井 (幽霊の時)
これで…？
リリィ
外出れるよﾆｺｯ
桃井 (幽霊の時)
…！
リリィ
やっぱ好きな子いるでしょ
桃井 (幽霊の時)
いないってしつこいな…
リリィ
えぇー、先輩に向かってひどい口調…
桃井 (幽霊の時)
ありがとう。じゃあ、
リリィ
うん。…あ、
桃井 (幽霊の時)
…？
リリィ
久しぶりに話せてよかったよ。最近会えてなかったしね。
桃井 (幽霊の時)
…じゃあね
リリィ
…ｗ相変わらず、変わらないねｗ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
