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前回のあらすじだ

理笑達は無事、俺の正体に気づいてくれたようだ

俺は不老不死・・・

そして、死神から作られた実験体の媒体となり、全てを終わらせようとしていること

理笑達は、止めにくるだろうな・・・

どうか死なないでくれ・・・

今の俺は・・・

もう・・・制御できないから・・・

管理室内部

理笑

・・・

理笑

祐・・・

・・・

息も吸えないほどの威圧感

今にも全てを切り裂いてしまいそうな鎌

全身が黒い霧で覆われているその姿は、まさに死神そのものだった

南雲

なに・・・あれ・・・

康二

あれが・・・祐さんなのか・・・

咲希

信じられない・・・

・・・

理笑

理笑

失敗したんだね・・・

・・・

理笑

・・・

理笑

みんな

理笑

祐を止めるよ

南雲

勝てるかはわからないけど

康二

俺たちの全力を、祐さんにぶつけます・・・!

理笑

ありがとう

理笑

夫の後始末開始よ!

一同

おー!!

・・・

死神は両手を広げ、黒い霧を撒き散らした

咲希

っ・・・

咲希

すごい威圧感・・・

南雲

でも、今更こんなの怖くないよ!

南雲

私が魔法で引き付けるから、2人は近づいて!

康二

わかった!

南雲が挑発魔法を打ち、その隙に2人は回り込んで殴りかかった

咲希

倒れてください・・・!

が、2人は軽くあしらわれるかのように蹴り飛ばされた

特に康二は当たりどころが悪く、骨が折れてしまった

康二

っ・・・

・・・

南雲

2人とも大丈・・・

南雲

ぶ・・・

死神は南雲に鎌を振り上げた

・・・

南雲

防御魔法展か・・・

グサッ

南雲

ゔっ・・・

鎌が南雲を貫き、大きな穴を開けた

南雲

ゔぁぁぁ!!

南雲

いだい!いだいょぉ!!

南雲

いだ・・・い・・・

康二

な・・・ぐも・・・

康二

ごめん・・・俺ももう・・・

咲希

2人とも・・・

咲希

僕が何とか・・・!

・・・

咲希

うぉぉぉぉ!

死神は咲希を掴み、壁に勢いよく投げつけた

咲希

ぐぅ・・・

咲希

破片が刺さって・・・

咲希

血が止まんないよ・・・

咲希

みんな・・・ごめ・・・

理笑

そんな・・・

理笑

みんなが・・・

・・・

理笑

・・・

理笑

いや

理笑

私がここで諦めたら、みんなが命をかけた意味がなくなる

理笑

そんなことになったら、もうみんなと顔向けできないわ・・・

・・・

死神は理笑に鎌を振り上げた

理笑

・・・

理笑

私、決めたわ

鎌が振り下ろられた

が、理笑は間一髪で避け、落ちていた咲希の剣を拾った

理笑

理笑

あなたは私が止める!

・・・

理笑は攻撃を避けながら、死神に攻撃できる隙を探した

理笑

鎌を避けた後、もう一度あげるまで僅かに隙ができる

理笑

そこを狙えば・・・!

死神が鎌を振り上げた

理笑

今だ!

理笑は鎌を避けた

理笑

よし!

理笑

このまま祐を突き刺せば・・・!

理笑はそのまま死神に向かった

だが、剣を突き刺す直前に足を滑らせ、転んでしまった

理笑

いっ・・・

理笑

あと一歩だったのに・・・

・・・

死神は鎌を振り上げた

理笑

みんな・・・

理笑

ごめん・・・

理笑

・・・

理笑

あ・・・れ・・・?

理笑

なんで・・・

・・・

鎌は理笑の頭上で小刻みに震えていた

理笑

・・・

理笑

そっか・・・

理笑

ありがとう

理笑

祐・・・

理笑は死神に剣を向け、突進した

理笑

はぁぁぁ!!

剣は死神の心臓を貫いた

その瞬間、周りの霧が死神を隠し、霧と共に消滅した

そして、死神がいたところには、1人の男が横たわっていた

理笑

祐・・・

久しぶりだね

理笑

理笑

心配したんだから・・・

すまない・・・

しかもみんな、俺のせいで・・・

理笑

・・・

でも、俺ももう長くないんだ・・・

理笑

え・・・

死神に寿命を売ったから、俺ももう不老不死じゃなくなった

持って10分くらいだろう

理笑

そんな

理笑

せっかく助けたのに・・・!

まず俺の魔法でみんなを止血しよう

祐は魔法を使い、全員の傷口を塞いだ

これでとりあえず血は止まっただろう

ただ・・・

あんな攻撃を受けて、生きてるかどうかはわからない・・・

理笑

絶対に生きさせるわ

理笑

ここで死なせるわけにはいかないもの・・・

ありがとう

きっと、これからは彼らが最強になるからな

それに、彼らは俺にとっても大切な仲間だから

これからも支えてほしい

理笑

言われなくてもするわよ

理笑

それで・・・

理笑

何で私に何も伝えずにこんなことしたの?

理笑

言ってくれれば協力したのに

理笑を危険に晒すことはしたくなかったんだ

こんな危険な旅をして、途中で理笑が死にでもしたら

俺は耐えられなかった

もう、愛している人を失いたくなかったんだ・・・

理笑

・・・

理笑

そうだったのね

理笑

ありがとう

でも、理笑が追ってくることはわかってた

どれだけ時間が経とうと、必ず俺を見つけ出すことも

だから、ヒントを散りばめておくことで、いずれ真実を知れるようにしておいたんだ

まあ、予想よりだいぶ早くにきたせいで、結局危険に晒してしまったがな

理笑

私達を舐めてもらっては困るわよ

理笑

これでも手こずったんだから

はは

そうだな、俺は舐めていたのかもな

俺を止められるくらい強いとは思ってなかった

理笑

祐が最後、鎌の攻撃に抵抗してなければ、全員お陀仏だったけどね

理笑

まあ、それも含めて私の力か

そうだな

他の人だったらそのまま振り下ろしてた

理笑

私でよかったわ・・・

祐と理笑は雑談を続け、8分くらいがたった

・・・

そろそろ俺も限界だ・・・

理笑

まだ話したいのに・・・

すまないな

力を制御できなくなると、また死神に戻ってしまうんだ

だから、その・・・

俺をその手で・・・殺してほしい・・・

理笑

・・・

理笑

そうね・・・

理笑

薄々勘づいていたわ

理笑

このまま進んだら、祐を殺さなきゃいけなくなるって

すまない

俺が失敗していなければ、こんなことにはならなかったのに・・・

理笑

祐は精一杯頑張ったわよ

理笑

だから謝らないで

理笑

・・・

理笑

よし・・・

理笑

覚悟を・・・決めたわ

ありがとう

俺も覚悟はできてる

理笑

じゃあ・・・

理笑

ずっとずっと、愛しているわ

理笑

俺もだよ

理笑

理笑は祐の胸の上に、ゆっくりと剣を突き立てた

涙を押し殺し、剣を突き刺した

祐は泣きながら、「今までありがとう」と言って、息を引き取った

涙を押し殺ていた理笑も、ついに我慢できなくなり、祐を抱き抱え、わんわんと泣いた

理笑

私と結婚してくれて、ありがとう・・・

理笑

ずっと一緒にいてくれて、ありがとう・・・

理笑

そして・・・

理笑

ずっと愛してくれて・・・ありがとう・・・

その後、理笑は康二、南雲、咲希を連れてすぐ病院に向かい、処置をしてもらった

そして、研究所は理笑の監視のもと極秘で破壊され、悪用される心配もなくなった

跡地にあるのは、一つの墓のみになった

宍戸 祐 英雄、ここに眠る

墓にはそう書いてある

数々の功績を持った最強の戦士が、なぜそんな辺境の地で死んだのかは、ほとんどの人は知る由もない

そして・・・人類の滅亡を防いだ日の1年後・・・

研究所跡

理笑

理笑

会いにきたよ

理笑

もうあれから一年だったんだよ

理笑

ここにあった研究所も取り壊されて、今ではもうさら地だし

理笑

実験体のみんなも死んでいった

理笑

そして

理笑

・・・

理笑

祐も天国へ行けた

理笑

全部上手くいったね

理笑

あの3人は・・・

理笑の方へ足音が近づいてくる

康二

理笑さんもここきてたんですね

南雲

久しぶり〜

咲希

こんにちは・・・

理笑

みんなも来たのね

理笑

ちょうど今、祐にこれまでのこと伝えてたの

理笑

あれから一年たったよって

康二

俺も祐さんに伝えたいこと沢山あります!

南雲

私も!

咲希

僕もです・・・!

理笑

よーし

理笑

じゃあみんなで伝えるわよ

理笑

その方が祐も嬉しいだろうし!

康二

そうですね

康二

祐さん、覚悟してくださいね!

南雲

沢山しゃべるよ〜

咲希

僕も今日はおしゃべりになります!

・・・

みんな元気そうでよかった

あの時、みんなを攻撃してしまった・・・

あれでみんな死んでしまったらどうしようと思っていた

でも、理笑が止めてくれた

ありがとう、理笑

これまで、ずっと支えてくれて

みんなを守ってくれて

そして、

俺の計画を完了させてくれて

 

俺は天国でずっと待ってる

だからもしこっちに来たら、今までのことを謝らせてほしい

ずっとずっと待ってるから、なるべく遅く来てくれると嬉しい

・・・

愛してるよ、理笑

理笑

・・・

理笑

私もよ、祐

咲希

咲希

どうしたんですか・・・?

理笑

ううん

理笑

何でもないわ

理笑

そうだ

理笑

せっかくみんな集まったし、久しぶりにご飯でも行かない?

理笑

もちろん私の奢りよ!

康二

奢り・・・!

南雲

お金のない私達に!?

咲希

もちろん行きます・・・!

理笑

がめついわね・・・

理笑

でも言い出しっぺは私だししょうがないわ

理笑

お腹いっぱい食べさせてあげるわよ!

一同

わーい!

理笑

レッツゴー!

ギルドの受付嬢が、いなくなった夫を探す旅

〜完〜

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