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あぁ、今日も雪が降ってる
ドアも空いている。隙間風が吹いている。
でも、寒くない
ぼぅ~と灰色の天井を見つめ、ゆっくりと息を吐く
男
男
上品な服を着、机の上に札を置きその男は出ていった
あちこちが痛い
あんなに激しくされたのはいつぶりだろうか
背中には引っ掻き傷
首筋には噛み跡
手首は真っ青色に染まっている
ドストエフスキー
シャワーを浴びなくては
ナカに出されたものを洗い流さなくては
傷を手当しなくては
躰に力を入れるが何も変わらない
グシャグシャになったベッド
何時間経っただろうか
変わらずその体制で僕は夢へと落ちていった
ドストエフスキー
あぁ、朝が来た
今日も奴隷として一日を迎える
仕方ない。これが僕の宿命なのだから
シャワーを済ませ、自分で手当をし予定を確認する
今日もそれは変わらない
1つ違うとしたら次の相手だ
初めて見る名前
だが、僕は変わらない
そのまま相手の言いなりに、性行為をする迄だ
僕は人間の奴隷
ストレス発散に性欲を満たすこと
それが僕の利用理由
そろそろ時間
ドストエフスキー
コンコン
ドストエフスキー
ドアを開け、使いの者はお辞儀をしそそくさと出ていった
今日の相手は変わった人柄だ
銀色の髪の毛を三つ編みし茶色い外套を身につけている
右目の傷が気になるということ
でも、僕は変わらない
彼をベッドに案内し
服に手を伸ばす
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
驚いた
これまでの人間は二人っきりになった途端すぐだ
その故彼は話すだけ
僕が一番苦手な行為だ
今までの僕は唯相手の言いなりになり、喘ぎ声を出すことだけ
"話す"とはなんだろうか
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
この後も好きな食べ物や好きな季節など色んな話をした
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ドストエフスキー
そうだ、お客様の命令は必ず
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
定員
ドストエフスキー
ふと目線を上げると、外套という本に目がついた
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
定員
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
淡々と歩いていると背後から手を捕まれ、衝撃に手を打ち傘を落とした
ドストエフスキー
男
気持ち悪い
あぁ、雨の音で気づけなかったんだ
男
ドストエフスキー
ドストエフスキー
グイッ
ドストエフスキー
男
男
男
そうだ
僕は奴隷
どんな命令でも、聞かなくては行けない
僕は体の力を抜き男に連れていかれるままだ
ドンッ
ドストエフスキー
男
男
ドストエフスキー
男
ドストエフスキー
ドストエフスキー
男
スゥッ
僕は今日も光を失う
ドストエフスキー
今になって本当はこんな仕事やりたくない
ドストエフスキー
痛い
背中に爪を食い込まされて
思いっきり引っ掻かれる
ドストエフスキー
男
そうだ
ゴーゴリと会って忘れていたんだ
僕が汚れていることを
ドストエフスキー
あぁ、また知らない誰かのモノが入ってくる
でも、何も分からない
僕が何年もしてきたことだ
でも、何故か寂しい
ドストエフスキー
い、やだ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
でも、下着も服も着れるような感じじゃない
僕は外套を羽織った
ポケットに違和感がある
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ドサッ
ドストエフスキー
疲れた
飽きた
楽に逝きたい
ガサッガサッ
ゴーゴリ
この声は
ドストエフスキー
ゴーゴリ
彼にも分かるほどの痛々しい傷
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ドストエフスキー
あ…言ってしまった
ゴーゴリの顔を見るとあぁ怒りに染まった様な顔をしている
謝らなくては
ドストエフスキー
ドストエフスキー
心の底から湧いてくる恐怖
あぁ、本当はこんな仕事怖かった
するとゴーゴリの手が伸びてくる
殴られるっ…
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ゴーゴリ
温かいその手が僕の頭を撫でる
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
じっと何も無い世界を見ているとぐわぁんと世界が揺れた
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ドストエフスキー
周りを見渡していると
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
10年前
ドストエフスキー
ゲホッゲホッ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
この後僕は男の子と一緒に本を読んだ
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
ゴーゴリ
ドストエフスキー
太陽の光が差し込むと同時に二人の唇が合わさった