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Vampire.#02

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Vampire.#02

1 - Vampire.#02

♥

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2019年01月07日

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男はりゅうを抱えて空を飛んでいた。

???

早くしないと。こいつが死ぬ。

そう言って、ある城にはいった。

敷地は広く、日本ではないような周りに人が居なければ住宅すらない。森に囲まれた大きな城だった。

???

もどった。

城の内装は外装の割に綺麗で、明るかった。

???

ただ気を失わせるだけのつもりが、大量出血させてしまった。治療してやってくれ。

そう言って、男は別の医者の格好をした大きな男にりゅうをさずけた。

医者

これは、傷は残りますが命は助かります。

???

あぁ、頼む。

男は医者にりゅうをさずけた後、城の中へ姿を消した。

それから、3日がたった。

りゅうは3日間気を失っていた。

りゅう

あぁ…。背中いてぇ。

りゅう

あれ?ここどこだ?

医者

お目覚めになられましたね。

りゅう

だ、誰?!

後ろを振り返ると、白い服を着た大きな男がたっていた。

りゅう

で、でか…。

りゅう

あ、あのここどこですか??

医者

ここは、ブラン城の貴方様専用の部屋でございます。

りゅう

え、ブラン城ってなんだ?

医者

はい。お城でございます。

りゅう

あ、城だよな…。

りゅう

な、なんで俺がここに?

医者

「クドラク」様が連れてこられました。

りゅう

(クドラク様…?そんな人知り合いにいない…。)

???

私だ。

後ろを振り返ると、また大きな男が立っていた。

りゅう

誰…?

クドラク

私はクドラク。日本ではあまり有名ではない、ロシアで知られる「ヴァンパイア」。日本でいう「吸血鬼」だ。

りゅう

ヴァンパイア??

クドラク

見てくれた方が早い。

クドラクはその場で服を脱ぎ始めた。

りゅう

な、何で脱いで…。

クドラクは上裸になった。

りゅう

は、羽か…??

クドラクの背中には、黒くて大きな羽が生えていた。

クドラク

これで信じてもらえるか??

りゅう

す、すご……。

りゅう

な、なんで俺はここに?

クドラク

私が連れてきた。

りゅう

俺になんか用があんのか?

クドラク

時期にわかるだろう。

りゅう

(意味不ー😓)

クドラク

お前。私に名前を教えておけ。

りゅう

名前?りゅうだけど。

りゅうは外の景色を覗いた。

りゅう

ここどこなんだ?日本じゃないよな。

クドラク

ここは「ブラディ」という日本じゃなければアメリカでもイギリスでも、私が知られているロシアでもない。

りゅう

ブラディ…??

鳥肌が立った。

りゅう

か、帰してよ。

クドラク

まだ用は済んでない。

りゅう

なんだよ!早くしてよ!家に帰してよ…。

クドラク

とりあえず、背中の怪我が完治するまではここにいろ。

クドラク

それから事情を話そう。

りゅう

け、怪我?!

りゅう

そういえば、ずっと背中が痛かったけど…。

クドラク

すまない。私のせいだ。

りゅう

あ、そう言えば何日前の事か分からないけど、俺血塗れになって…。

クドラク

それだ。

りゅう

あんたが、やったの…??

クドラク

あぁ。すまない。詫びと言っては少ないかもだが、望むものならなんでもやる。

りゅう

………。

りゅう

要らない…。

クドラク

………。

りゅう

あ、ありがとう。

クドラク

なんだと??

りゅう

あんたがやったにしろ、あんたがいなかったら俺は死んでたかもしれないから。

クドラク

………。

クドラク

今日はもう休むといい。少し落ち着いたらまた話そうか。

りゅう

あぁ、そうさせてもらう。

その時だった。

りゅう

(お腹の音:ぐぅぅぅ)

クドラク

は、腹が減ったのか…??

りゅう

あ、いや…これはその…。

りゅう

(はずかし………///)

クドラク

いいだろう。何か食わせてやろう。こっちに来い。

りゅう

え、あぁ、大丈夫。

クドラク

餓死されては困る。

りゅう

するわけねぇよ…😓

クドラク

遠慮は無用。

りゅう

い、いいってば。

クドラク

来る気がないのならば…

クドラクはりゅうを抱きかかえた。

りゅう

ちょ、わかったって、歩くよ。

クドラク

大丈夫だ。ついでにこの城も案内しよう。

りゅうは気づいていなかった。

この城で、この怖そうで優しい吸血鬼との生活はまだ始まりの始まりに過ぎなかったことを。

ーendー

「クドラク」は実際にロシアで有名な吸血鬼で、「ブラン城」は実在する、吸血鬼が住んでいたと言われる城です。いろいろ調べてみました😅設定に忠実にしてみました。

「ブラディ」という国は神話などにも登場しません。「Bloody」は日本語で「血に染まる」そいう意味です。それっぽい雰囲気を作るために、1時間くらい悩んで作りました😅

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