【ボクとキミの、こーかん日記。】 桃黄
やっとネタが思いついた🤣 お久しぶりなので、精神年齢3歳位になって、お読みくださいまし ( ?
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あれは、僕がとある病で病院に入院していた時のお話。
僕と同様、とある病で入院中だった、さとくんはいつも同じ部屋で、隣り合わせのベッドで寝ていた。 とある日、5歳程だった僕の手に、年上であるさとくんから一冊の本が渡された。
それから、僕とさとくんの交換日記は続いた。 交換日記というか、毎日日記のようなものだったけどね。笑
───── き ょ う の で ざ ー と お い し か っ た さとみ ─────
───── さ と く ん と え ほ ん よ ん だ お は な を み つ け た る う と ─────
·····このように、毎日毎日日記を書いていた。 ある日。
僕が7歳程の頃、退院することになった。 さとくんは相変わらず入院ではあるけど、僕にも分からない難しい本をたくさん読んでるから、頭が良いと思う。 小学1年生のお勉強は、頑張ってたけど全然分からなくてさとくんに教えてもらったっけ。 でも、僕が退院すれば、毎日のようにやっていた日記も出来なくなるわけで。 未だ、さとくんが最後に書いた内容は見ていない。
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·····と。ここまでが小さい頃の僕のお話。 今は、もうすぐ成人という時期で、大学に通っている。 なんでここまで、話したのかって? 偶々、その交換日記を見つけたからなんだけどね·····。
ぺらり。 一枚めくってみる。 おぼつかない不揃いな字。 僕もこの頃は覚えたてで、さとくんと何度も練習したなあ。 ぺらりぺらりと一枚ずつめくっていく。 日記はもうボロボロだったけど、思い入れがあるからなんだか微笑ましく感じる。
すると、ふわっと良い香りがした。 ·····? めくった先には、萎れた金木犀。 金木犀が挟まれていたページは、さとくんが最後に書いたところ。
───── 金木せいを見つけた。 るぅとにも見せたくて、持ってきちゃったけど、しおれないかな? さとみ。 ─────
はっと息を飲んだ。 最後、最後だけ。 漢字が読めない僕のために、一度も漢字で書かなかったさとくんが、このページだけ漢字を入れていた。
ぱたん、本を閉じる。 無性に金木犀が見たくなり、コートを羽織り、足取りを早めた。
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昔入院していた病院の近く。 金木犀があった。 そよ風に吹かれて、甘い香りが漂う。
暫く深呼吸を繰り返し、香りを取り込んでいると、背後からかさり、と音がした。
振り向いた視線の先には、白衣を着た、大人のさとくんの姿があった。
𝑭𝒊𝒏.
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続かないですわよー!!( ここでは、裏話を。 まずひとつめ。 金木犀という花には、「真実の愛」や「初恋」等の意味が含まれています。 なんとなく、るぅとくんが退院するときのさとみくんの気持ちが読み取れますね。 ふたつめ。 まじの裏話なんですが、実はさとみくん、入院していたのではなく、るぅとくんのお話相手?みたいな感じで過ごしていたんです。 お父さん達がその病院の医者、的な? 一応、身体が弱かったので、ガチで体調不良の時もあり。 さとみくん家の両親とるぅとくん家の両親が仲良く、忙しいるぅとくんの両親を気の毒に思い、るぅとくんがひとりで抱え込まないように、息子と一緒にしたなんていう感じでふ!はい!!
ではまたいつか!! ♡、💬よろしくね🤝💕
コメント
2件
がち文才ありすぎ🥹 深いね…🤔💭