主
ねぇ、あなた……。
主
さっきから誰と話しているの?
主
ここには、私達とお化けたちしか
いないはずでしょう?
いないはずでしょう?
主
あっはは、あはははは!
主
やっぱり、気付いてなかったのね!
主
あなたの方が小さいから、
あなたには見えないのよ。
あなたには見えないのよ。
主
そんな、まさか……。
じゃああなたが干渉しているのって……!
じゃああなたが干渉しているのって……!
主
……。
主
気付かなくてごめんね……。
助けてあげれなくて、ごめんね……。
助けてあげれなくて、ごめんね……。
主
あなたの事を、私は信じて……いるから。
主
どうか、惑わされないで……。
ビィー!(機械音)
トウ・メイ
次は……。
No.0310
ぐる…
No.0624
う……。
No.0624
す、き
No.1022
あり……が、と……。
No.0221
……。
何だか調子が悪そうだ。
トウ・メイ
(僕に出来ることは……)
優しく声をかける
トウ・メイ
どうして、迷っているの……?
トウ・メイ
僕に出来るのは、見守って
看病することだけ……。
看病することだけ……。
トウ・メイ
治療も……殺す権限も、
僕には、ない……。
僕には、ない……。
トウ・メイ
何もできないけれど、
僕は、あなたが笑う理由を
僕は、あなたが笑う理由を
トウ・メイ
悲しいほど、知ってるよ。
トウ・メイ
無理をしなくて良い、
という言葉を信じたあなたは
という言葉を信じたあなたは
トウ・メイ
裏切られてしまったけれど……
トウ・メイ
嘘があるなら本当もある
……と、思うんだ。
……と、思うんだ。
……。
トウ・メイ
今日はもう、看病日誌を書いて
終わりにしよう。
終わりにしよう。
プシュー…
トウ・メイ
今の、音は……。
No.0221
……。
少し穏やかな表情をしている
トウ・メイ
こっちは重賞棟……
トウ・メイ
鍵、かかってる……。
トウ・メイ
さてと……
トウ・メイ
今日の、日付……。
お化けたちのこと……。
お化けたちのこと……。
トウ・メイ
あと……。
必要なのは……。
必要なのは……。
トウ・メイ
……。
ビィー! 『新患2名 療養カプセルの準備をお願いします』
『繰り返します』
ビィー! 『新患2名 療養カプセルの準備をお願いします』
トウ・メイ
あれ……
トウ・メイ
療養カプセルの空きなんて、
もうないよ……。
もうないよ……。
トウ・メイ
どうしたら
いいのかな……。
いいのかな……。
ビィー! 『新患4名 新たに療養カプセルの準備をお願いします』
『繰り返します』
ビィー! 『新患4名新たに療養カプセルの準備をお願いします』
トウ・メイ
そんな……。
トウ・メイ
もう、場所が……。
トウ・メイ
そうだ、重症棟……
重症棟の療養カプセルを
重症棟の療養カプセルを
トウ・メイ
使……
ドカーン…
ビィー! 『新患1名新たに療養カプセルの準備をお願いします』
ビィー! 『繰り返します』
………。
BADEND end2『えいえん』







