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轟冬美
轟夏雄
轟冷花
病院に搬送された私は 手当の後、頭周辺の検査を受けた。
幸い脳や神経に異常は無く、 出血量による目眩だけだった。
と言っても、数針縫ったけど。
轟冬美
轟夏雄
轟冷花
轟冷花
轟夏雄
轟冷花
轟冷花
轟冷花
轟冬美
目に涙を貯めて訴える 冬美姉さん。
いまだに私の手を握って 寝ている焦凍の頭を撫でた。
轟焦凍
轟冷花
轟冷花
翌日、冬美姉さんが 持ってきてくれた私服に着替えて、
病室を後にする。
焦凍は今日私を迎えに来てから ずっと片手を離さない。
安心を手繰り寄せるように 左手を握られて、
私もそれに答えるように やんわりと握り返した。
焦凍の右手はいつも 程よく冷たくて心地よい。
「お大事になさって下さい」
轟冷花
轟冷花
看護師さんにそう挨拶して 病院を出る。
轟冷花
轟冷花
轟焦凍
ほんの少しだけだけど 口角をあげる焦凍。
焦凍にも姉さん兄さんにも 迷惑をかけてしまった。
心配をかけさせないよう もっと強くなろうと、
心に誓った 波乱の一学期のはじめ。