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※非常に長いです※

 

 

  

これは私の昔の話

聞いててヤな気持ちになったら、ごめんね

 

 

 

私は、昔から人と話すことが苦手だった

そして、るなさんは知ってると思うけど私は社長の娘

だからみんなに知られたら、人が群がるに決まってる

でも、私は人に群がられたくないから、地味なふりをした

社長の娘ということを隠して、みんなに話されないようにした

これで…

これで良かったはずなのに…

何故か心に穴が空いたような気がした

人と関われない、それがどれほど辛いことか私は初めて知った

ホントはみんなと話したかった

私のこんな性格を理解して、一緒に笑ってほしかった

私は、ずっと…

1人だった

 

そしてそれは中学に行っても同じだった

秋原 璃緋奈

………

私はただ存在の薄いクラスメイト

そう認識されるだけだった

先生

では、これで終わります

先生

挨拶〜

みんな

起立、礼

みんな

さよなら〜!!!

秋原 璃緋奈

ペコリ

みんな

ねー、今日どうする〜?

みんな

あっ、今日あそこ行かない?前言ってた!

みんな

いいね〜!行こ行こ!

秋原 璃緋奈

いいな…ボソッ

ホントはずっと、羨ましかった

でも私は弱いから そんな自分を変えることすらできなかった

授業中

先生

ーーがーーーであるから〜……

先生

では、ここを周りの人と話し合ってください!

みんな

えー、何これ?

みんな

ーーーーーじゃない?

先生

おっ、いいぞ〜!

みんな

マジ!?やった〜!

秋原 璃緋奈

………

私はこの時間が一番嫌いだった

話す相手すらいないのに、何すればいいわけ?

そんなとき、私はいつもスマホで写真の編集をする

これが、私の唯一の趣味だったから

それに、つい昨日席替えがあったから、余計に誰とも喋れない

その、はずだったのに………

秋原 璃緋奈

………

うり(中学生)

なぁなぁ、話そーぜ

秋原 璃緋奈

……へッ?

突然、私の後ろから声がした

秋原 璃緋奈

わ、私ですか…?

うり(中学生)

そーそー、

うり(中学生)

話そ

秋原 璃緋奈

え、でも…

初めて話しかけられて、私はテンパっていた

しかもよりにもよって相手はクラス1人気でイケメンと噂のうりくん

私が話してもいいの、かな…?

秋原 璃緋奈

えっと、私は___だと思います…

うり(中学生)

あー、じゃあこれは__?

秋原 璃緋奈

これは__……

莉子

うり〜

莉子

何でそんなのと喋ってんの__

莉子

えっ…!?

うり(中学生)

ん?

秋原 璃緋奈

ビクッ

莉子

何それすごっ!!!

秋原 璃緋奈

……へ?

うり(中学生)

………?

莉子

その写真!それ編集でしょ?

莉子

すご〜っ!

秋原 璃緋奈

あ…、ありがとうございます…!

莉子

そんなできんのうらやまし〜

秋原 璃緋奈

えっと…趣味なもので…

莉子

え〜いいな〜

莉子

今度うちらのもやってよ〜

秋原 璃緋奈

……!是非…!

うり(中学生)

(上手く馴染めたみたいで良かった…)

こうして私は初めてクラスメートと話すことができた

でも、友達ができても

それでも

私の心の中は

うりくんでいっぱいだった

それからは早かった

私がうりくんを好きだと自覚するまで

私がクラスに馴染めたのも、

変われたのも、

全部全部

うりくんのおかげだった

 

 

 

それから私は1年間想いを温め続けた

そして私は、

ある決意をした

それは…

秋原 璃緋奈

2年生、うりくんと同じクラスになったら

秋原 璃緋奈

うりくんに

告白する

と…

こんな賭けでしか決められないだなんて、自分でも弱すぎて笑っちゃうよ

でも、きっかけはどうであれ

私は変わることを決めた

1度変わったことで、少しだけ勇気を持てたから

そして運命のクラス発表の日

秋原 璃緋奈

ドキドキ

秋原 璃緋奈

(結果は…!)

秋原      ーーー うり      ーーー ーーー     ーーー ーーー     ーーー ーーー      るな

秋原 璃緋奈

!!!

秋原 璃緋奈

一緒だ…!

秋原 璃緋奈

頑張ろう…!!!

昨日までは怖かったはずなのに、決まると自然と怖くなくなった

なぜだか自信があった

秋原 璃緋奈

ガラガラガラ

秋原 璃緋奈

おはようございます

莉子

あっ、璃緋奈

莉子

おはよ〜

秋原 璃緋奈

莉子ちゃん…おはよ、!

莉子

今年も同クラじゃん、やった〜

秋原 璃緋奈

フフッ、だね!w

秋原 璃緋奈

(うりくんが来るまではまだ時間がある)

秋原 璃緋奈

(それまではまだ落ち着く時間だ…)

秋原 璃緋奈

(うりくんが来たらすぐに呼び出そう)

莉子

そういえば、うりも一緒だったよね〜!!!

秋原 璃緋奈

ビクッ!

秋原 璃緋奈

////////

莉子

莉子

どした?

秋原 璃緋奈

い、いや何でも…?/////

うり(中学生)

ガラガラガラ

うり(中学生)

おっはようございまーす!

秋原 璃緋奈

!!!

秋原 璃緋奈

(来た!)

秋原 璃緋奈

ガタッうりく…

るな(中学生)

ちょっとうりさん、離れてください〜!!!

秋原 璃緋奈

………へ?

みんな

おおっ、!?

みんな

何々!?

みんな

お前らもしかして、できてんの〜?

秋原 璃緋奈

ぇっ……

莉子

うっそマジ!?

うり(中学生)

へへっ!

うり(中学生)

実は春休み中に付き合ったんだ〜!

みんな

おおおおお!!!!!!!!!!

みんな

おめでとおおお〜!!!!!

るな(中学生)

ちょっとうりさん!

るな(中学生)

恥ずかしいです…!////////////

秋原 璃緋奈

……は、ッ……………?

訳が分からなかった

うりくんがるなちゃんと付き合った…?

じゃあうりくんは、ずっとるなちゃんのことが好きだったの?

私に優しくしてくれたのは…一体……

何だったの?

莉子

マジでぇぇぇ…?

莉子

密かにうり狙ってたのに〜…

秋原 璃緋奈

……!?

身体が固まったのがわかった

もし私が成功してたら、莉子ちゃんはどうしたんだろう…?

一軍だから何してもおかしくない

そう考えると背中がゾワッとした

"冷や汗が出る"とは、このことだろうか

でも、その時の私にそんなことを考える余裕はなかった

私の心を覆い尽くしていたのは、2人の交際に対する疑問

うりくんへの想い

そして…

るなさんへ対する妬みや憎しみだった

最初はちょっとしたイタズラのようなつもりだった

物を隠したり、ネットで悪口をつぶやいたり

でも、それでもるなさんは幸せそうにしてて、気に入らなかった

気づいたら考えるよりも先に体が動いていた

私はるなさんの写真を取り、他の男の人の写真と合成して捏造をした

そして___

うりくんへその写真を持って

接触した

秋原 璃緋奈

ほら(写真を見せる

なのに………

うり(中学生)

は?んなわけ無いだろ

秋原 璃緋奈

(え……?)

秋原 璃緋奈

でも、証拠が揃ってるのに

秋原 璃緋奈

信じられないでしょ?

うり(中学生)

どうせ、テメーの捏造だろ

秋原 璃緋奈

え?

秋原 璃緋奈

(何で…)

うり(中学生)

んなことぐらい知ってる

うり(中学生)

もう関わんな

秋原 璃緋奈

っ………

秋原 璃緋奈

じ、じゃあ

秋原 璃緋奈

るなちゃんに何があってもいいんだね?

うり(中学生)

は?

うり(中学生)

おい、どういうことだ

秋原 璃緋奈

クスッ

秋原 璃緋奈

このことをみんなにバラしたら

秋原 璃緋奈

るなちゃんにもっともーっと、

秋原 璃緋奈

酷いことしちゃおっかな〜♪

うり(中学生)

てめぇっ

秋原 璃緋奈

(ッ……)

秋原 璃緋奈

わかったら大人しくしててね〜♪

秋原 璃緋奈

ッッッ……………

秋原 璃緋奈

なん…で………

うりくんは、私が思っていたよりもずっとるなさんのことが好きだった

私は勝てないから、最後の悪足掻きのつもりだった

なのに…

口に任せて変なこと言っちゃって

これからるなちゃんを傷付けなければならないなんて…

自分の告白が決まったときは怖くなかったのに

今の方が

よっぽど怖かった

それから私は自分が言った通りにした

みんなに捏造の写真をばら撒いて

みんなにるなさんをいじめさせた

だってそうしないと、うりくんに嫌われると思ったから

途中でやめちゃったら余計に印象悪くなって、嫌われると思ったから

馬鹿だな、私は…

学園1の美女と言われているるなさんに勝てるわけ無かったのなんて分かるはずだったのに

それに、

そんなことしなくたって写真を見せたときから、

るなさんに嫌がらせを始めたときから、

もうとっくに嫌われてたのに……

その時のるなさんはもちろん、

うりくんの顔なんて

死んでも見ることなんてできなかった

ザワザワザワ……

秋原 璃緋奈

………

秋原 璃緋奈

(…やっちゃった、どうしよう………)カタカタカタ

るなさんが転校した

理由は明確だ、私のいじめのせい

私が…あの子を傷付けたんだ……

秋原 璃緋奈

(私は、何てことを……ッッッ!!!)カタカタカタ

うり(中学生)

ギロッ

秋原 璃緋奈

ビクッ

秋原 璃緋奈

ッッッ〜!!!!!

そして罪悪感に耐えきれなくなった私は

自分がやったことをクラスのみんなに言った

当然、みんな信じようとはしなかったけれどね

でも私がずっと言い続けているうちにみんな信じていった

そして

私がいじめの対象になった

でもね、おかしいと思うの

たしかに私がやり始めたこと

だけど私がそれを言ったとたん、私をいじめだす。

私の言葉を信じていじめたのは、私と同類じゃないの?

私はまた、

ずっと、

苦しかった

うりるな恋愛物語

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ちょうど3000文字いったのでここで切りました!w 秋原の過去はまだ続きます!

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