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ああ
死にたい
唐突に
でも深く。
そう思う事がある。
すいれん
千聖
千聖
千聖
千聖
千聖
千聖
千聖
何突然
何言ってるの·····?
あぁ
わかる。
これだけは
分かるんだ。
「嫌われたんだ。」
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
「ウザイ!」
「意味わかんないこと言うし!」
「皆あんたのこと嫌いだし!」
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
コンコンッ
すいれん
すいれん
すいれん
ガチャ
母
母
すいれん
母
母
バシッ!
すいれん
母
母
母
グィッ·····!ズルズル
母は私の髪の毛を引っ張り無理矢理ベットから引きずり降ろした
すいれん
ブチッ·····プチッ
ガッ!ゴスッ
強く引っ張られ髪の毛が数本抜ける音 みぞおちに蹴りが入り、呼吸が辛い。
ガチャ。バタン
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
視界がぼやける
喉が痛くなる
我慢しなきゃ。
ゴトッ·····
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
知ってる
そんなものは来ない
なら·····
王子様なんて
助けなんて
来ないのなら·····
いっそ
すいれん
お気に入りの黒いパーカーを羽織る
キィ·····カチャ·····
外は闇に包まれ
星が輝き月がぼんやりと浮かんでいる
すいれん
すいれん
すいれん
シャワーの音が響いている
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
すいれん
母はもう風呂を出た。
すいれん
窓枠に足をかける
すいれん
勢いよく跳ぶ
ドサッ·····ゴロゴロッ
すいれん
すいれん
夜10時近く
すいれん
すいれん
すいれん
どこか
遠くに。
すいれん
ブロロロ·····
すいれん
すいれん
警察は隣で止まり、警察官の男性がパトカーから降りる
警察官
すいれん
警察官
すいれん
警察官
すいれん
すいれん
すいれん
私は笑顔で反対方向に手を振る
警察官
警察官が向こうを向いた瞬間に右の路地裏に走った。
警察官
警察官
すいれん
路地裏から広い場所に出た瞬間全力で走る
すいれん
すいれん
息を切らして。
明るく興奮しながら笑った。
笑いながら走った。
もう縛られない。
他人を気にして合わせなくて良い。
悪口も
陰口も
イジメも
暴力も
息苦しい空間も
煩わしい人間関係も
もう何もない。
イヤホンから大好きな音楽が流れる
夜の街を駆けていくに相応しい
楽しくて弾んでて解放感があって
「自分」でいられる曲。
すいれん
すいれん
すいれん
足が軽い
体も軽い
羽が生えた様。
しばらく走り続けると崖に当たった
下は深い海。
妖しく輝く満月が海に写しだされていた
天の川を連想させるような
数多の星も
水面にキラキラと輝いている
すいれん
辛かった。
苦しかった。
気持ち悪かった。
「自分」が分からなくなった。
痛かった。
死ぬ勇気なんか無かった。
この世界に生きる価値も
意味も
分からなかった。
でももう良いんだよね。
波打つ海を背にして
ゆっくりと倒れる
暗い空に月も星も輝いて
雫が宙に舞って
笑いながら泣いた。
冷ややかな風が頬を撫でた。
あぁ·····。
綺麗だ。