ネクロの花嫁
物謂わぬ口唇に生息を吹き込んで、
今宵「 」( あなた )は蘇る。あの頃の姿で。
白肌の娘が咳をした。「この身体貴方に捧げるわ」
白服の医者が囁いた。 「迎えに行くよ」
白肌の娘は朽ち果てた。世界の誰にも見棄てられ。
白服の医者は憐れんで、誰も知らない居場所で眠らせた。
朽ちてもまだ美しい顔で、
ふたりしかいない霊廟で、医者は恋をした。
これは永遠の恋か。禁断の行為か。
また逢いたいと願うだけ。それが罪なのでしょうか。
物謂わぬ口唇に生息を吹き込んで、
今宵ふたりは結ばれる。祝福もされずに。
「腐り堕ちた眼孔に青い硝子を」
「破れかけた腕に絹の肌を」
「侵された内臓に綿のガーゼを」
「宝石で飾った純白いドレスを」
朽ちゆくたび取り繕って、
恋を謳って、また医者は手を染め続けた。
やがて暴かれたのは醜悪い怪物で、
「 」 ( それ )を造り上げた医者は、辯駁を叫んだ。
「これは永遠の恋だ。彼女の願望だ。」
「死にゆくと決めたお前らが見棄てた女じゃアないか」
嗚呼... ... 哀しき花嫁。物謂えぬままで、
今宵ふたりは裁かれる。彼女を見棄てた人達の正義で。
正しいのはだあれ?
ネクロの花嫁です。
この曲は、ちょいちょい難しい漢字がありますけど、
「あ、こう読むのね。天才やん」
と思いますよ。
この元ネタは、閲覧注意⚠かなと思います。
だって、私見たら、コワカッタ。((((;゚Д゚))))
なんか、不気味で、脳裏に焼き付くような...。
ネクロの花嫁は、MVが違うのがありますので、
どちらを聴いていただいても、楽しめますよ。
今回は、奏音69様の方を書かせていただきました。
それでは、おつゆず。
コメント
32件
この曲を基にmfsrで お話書いてたところだったから… 驚いた…👀‼️
なんか深いな!