海夏
ただいま〜!
母
おかえり〜
キッチンから母の声が聞こえる。
これが当たり前の生活なのに。
みんなより早くうしなってしまうんだなぁ。
ガチャ。
自室に入ると
スクールバッグを投げ捨て、 ベットにダイブした。
海夏
あ〜!
海夏
疲れた〜!
海夏
よし(*•̀ㅂ•́)و✧
ベットを降りると、机に向かった。
やけに静かなこの部屋に、 時計の秒針の音が鳴り響く。
耳障りだなぁと思いながら、 スマホと宿題を手に取った。
音楽をイヤホンで聴きながら、 宿題に取り掛かる。
宿題が終わると、 ある曲のワンフレーズが 耳に残った。
ちょっとばかり 生きてみようかな でも明日が怖くて 引きこもる こんなぼくでごめんね パパとママにありがとう …………………………………………………………… でもね まだね もっと生きたい 君が君が 大好きだから …………………………………………………………
海夏
これ、私と似てる……
この曲はいじめとかで 悩んでる人の思いをかいた 曲なんだろう
でも 私と似てるところばかりだ。
海夏
いつ死ぬか分からない。
明日への不安。
明日への不安。
海夏
なんでこうなって
しまったんだろう
と、自分をせめ、
みんなの前では
素の自分をだせない。
しまったんだろう
と、自分をせめ、
みんなの前では
素の自分をだせない。
海夏
それでも生きたい。
大好きな友達がいるから。
大好きな颯翔がいるから。
大好きな友達がいるから。
大好きな颯翔がいるから。
海夏
そんな中でも
家族に感謝している
自分がここにいる。
家族に感謝している
自分がここにいる。
きがつけば涙が 頬を伝っていた。
ガチャ