「君にもう一度会えたなら、今度は君に好きだと伝えたい。」

なんだろう？

俺が来ることを酷く拒んだような声……

なんで、あいつ泣いてるんだ？

怖くて……？でも何かに恐れているような……

ﾊﾟｼｯ

なんだこれ？

何かが体に巻き付けられた？

んだこれ？縄？

………………

んあ？縄？縄！？

は？どうなってんだ？

凛が髪をほどいていく。

あれ？見覚えがある？

そして、凛は

「赤い死神」へと変わる

凛が俺に銃口を向ける

じゃあ、なんでそんな、

悲痛に歪んだような、苦しそうな顔してるんだよ！？

もう、打つ気満々か……

でも、お前なら＿＿＿。

凛が引き金を引く

あぁ、死ぬんだな俺w

ま、今まで殺してきた奴らの分が帰ってきたのかw

俺は覚悟を決め、凛を見る

ﾊﾞﾝｯ💥🔫

凛side

数時間前…………

はぁ、遂にこの日が来ちゃった……

はぁ、所詮私は部下

王の言う事は絶対

だから、任務は嫌でも遂行しなくちゃ……

でも＿＿。

やりたくないよ……

出来ることなら、やり直せるなら、

でも、そんな事考えでももう無駄。

王の命令は絶対だから＿＿。

ﾊﾞﾝｯ💥🔫

なんだ？

俺には何が起こったか分からない。

でも、不思議と痛くない。

ゆっくり目を開けると、血だらけの

凛。

やべっ、あいつ、俺の事打つ気か！？

凛が銃を投げてくれる。

俺は真っ先に凛のところに向かう

そして、凛は息を引き取った。

でも、

最後に、、、

‪”‬愛してる‪”‬はズリィよ……

凛の事立ち直った、気にしていない、

訳では無い。

でも、ここで立ち止まっていると、

凛に申し訳無い気がしたから。

ただ、それだけ。

サヨウナラ。俺の愛する人よ……

もう一度、もう一度だけでいい。

君にもう一度会えたなら、

今度は君に好きだと伝えてみせる＿＿。

俺は、いつでも、いつまでも、あの海で待ってるから＿＿。