クロノア
話をしよっか
まこ
!?!?
クロノア
最初に聞いておきたいんだけど、何のためにどぬくを殺そうとしたの?
まこ
そんなのお父様の敵討ちに決まってるじゃない
クロノア
それはなんで?
まこ
なんでって、、、お父様はどぬくを殺すはずだったのにボロボロになって帰って来たのよ!?
そんなの、許せるわけない……!
クロノア
だーかーらー!
クロノア
何で、許せないの?何で、敵討ちするの?それを聞いてるんだけど
まこ
それは、、、お父様が…
まこ
お父様が大切だから。苦しまないように…
クロノア
……!!
まこ
ただそれだけ、これを聞いて何するつもり?守れなかったねって、煽りたいわけ?
クロノア
いや…そういうわけじゃっ……!
まこ
ハハ、私は役立たずになっちゃった。お父様に守れって、言われたのに……
クロノア
なにそれ、どういう事?
ま))……!?物凄いオーラ、私何か変なこと言った……?
まこ
何が…?
クロノア
自分の意思でやってないの?
まこ
いや……、お父様の言った事をしようと思ったんだけど
クロノア
それもダメ!!
まこ
!?
クロノア
その行動で自分の意思はどうなの?貴方は父親を守りたいと思ってるの?
まこ
そんなの思ってるに決まっt
クロノア
いや、思ってないね。思っているのかもしれないけれど、まちがってる
まこ
間違ってる?どういうことよ!
クロノア
守るというのは、お互いに分かちあった上ですることだ。実際に俺にも守る相手がいる。もちろん、自分よりも相手の意見を尊重する。
クロノア
相手の意見を尊重したときに、自分が守りたいと思える。君はどうだった?父親に守れと言われて、心から守りたいと思った?
まこ
そ、れは……
ま))どうだっただろう、守れと言われたからずっと守ってきた。私は、どう思っていたのだろう
クロノア
父親にやれと言われたからやる。それでは、相手の意見しか尊重していない。自分の意思を確認してごらん?
まこ
わ、私はッ……
まこ
人が私の手によって死んでいくの。耐えられない、私はやりたくない…!
クロノア
君は、大丈夫だよ
まこ
大丈夫……?
クロノア
君は、父親にとって役立たずになった。でも、それが当たり前だったんだ。それが自分の意思なら、守ることなんて出来るわけない…!
まこ
!!!
まこ
そうだね、そうだったんだ、
ま))私は元々、守れる訳がなかったんだ。自分が守ろうと思っていないのだから、